2021年02月13日
指導者の在り方の一例
例えば、指導者が〜しなさい!と命令すれば選手は嫌々ながらも従うかもしれない。しかし、大切なのは〜しなければならない明確な根拠のある説明。その根拠さえ理解すれば選手は自発的にやりたくなるかもしれない。やらせるのではなく、やりたいと思う方向に導くのも指導者の手腕。やらせることは指導者の権限を用いれば簡単。やりたいと思わせるのには深い知識と理論の構築が必要になる。それを面倒がって簡単な方に流れてしまっては、それはもはや指導者ではなく、単なる権力者になってしまうだろう。そもそも選手本人が何一つ納得もしないでただやらされているだけのことが大して身につくとも思えない。そこにモチベーションも生まれないだろう。指導者はだからこそ、誰よりも考えて考えて考え抜いていくことが求められるような気がする。