2021年04月14日
心の教育
今日は強豪の平成国際大学の女子硬式野球部のメンタル講習会でした。ふと気づくと毎月1回、もう6年目になります。濱本監督とのご縁で始り、女子野球の発展と共に歩んできた時間でもあります。地道に続けていく中でこそ育つものがあると実感します。単なるメンタルの知識ということではない、メンタルの遺伝子というか、本質的なものが選手達の心の中に刻まれて残っているということを実感します。単なる知識なら本やネットで十分かもしれません。知識を通してどこまで心の遺伝子というレベルにまで刻んでいくことができるのか。教えるのはもちろんですが、育ててこそ、そこに教育が生まれます。自分がしたいのは、心の教育です。育てていくというのは本当に大変なことです。愛情を注ぎ、情熱を注ぎ、時に厳しさを時に優しさを、時に教え、時に考えさせ、時間をかけて成長を見守りながら、じっくりと信じて待つこと。根気のいることです。教育とは小さな薄皮のようなものを飽くことなく一枚一枚積み上げていくようなことかもしれません。その時々は薄皮なので、あまり変化を感じられないことはあっても、ふと気づくとかなり積み重なっているようなものなのかもしれません。しかし、見せかけで一気に高く積み上がったようなものは根底から崩れます。時間をかけて一枚ずつ積み重ねたものはしっかりとしていて崩れません。そうなって初めて心の遺伝子に刻まれたようになるのかもしれませんね。