2021年12月31日

ミスの過程

結果ミスなら、過程も全部悪いかと言えば必ずしもそうとは言えない。結果だけ見て全てを否定してはいけない。それをしてしまうと積極性が消えたり、結果良ければ全て良しという選手になっていきがちになる。罪を憎んで人を憎まずではないが、ミスを全面否定するのではなく、一連の流れを分析してミスの起きた場面の原因を冷静に考えることは大切だろう。過程が良かったのであれば、逆に誉めてあげる。ミスをする怖さを解消してあげる。人間がやることには必ずミスは伴う。本人の中でミスしても平気、ミスしたいなんて考えている人間なんて一人もいないのだから。誰もが何とかしたいと思っているのだから。
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2021年12月30日

筋書き

勝負事はなかなか頭の中で描いた筋書き通りにはいかない。そこが難しさであると同時に面白さでもある。筋書き通りに進めば楽だが…勝負事は楽をしたい人には向かない。筋書きを裏切られ裏切られしながらも、悩み苦しみながら次の筋書きを描き続けていかなくてはならないのだから。途中で描くのを放棄して諦めて投げ出してしまうとそこで全ては終ってしまう。勝負事はこのような中でそれこそ勝ったり負けたりを繰り返していくのだ。実はこれはスポーツにだけ言えることではない。人生も日々が様々な勝負事の連続だ。上手く運ぶことは言うまでもないが、上手くいかない時でもその状況を打破していく筋書きを書くことを楽しめる選手であり人でありたいと思う。
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2021年12月29日

旅路

終わりのない旅。仕事だろうが、スポーツだろうが、この辺りでいいんだという満足を求めない限りは、突き詰めれば突き詰めるだけ、深めていこうとすればするだけ終わりのない旅のような気がする。どこまで歩いても辿り着けない旅。果てしない。だけど、果てしないからこそどこまでも進んでいける楽しみもある。スポーツであれば選手である限り、仕事であれば定年を迎えるまで、とことんまで探求していける楽しみ。満足は終わりを告げるが、自分が歩んできた道を否定して、まだまだダメだと自分を認めてあげられなければ、それもまた果てしない旅を続けていけるエネルギーが枯渇していく。今の自分を肯定しながらも満足はせずに探求していけば、人生は楽しくなる。
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2021年12月28日

トレーニング

トレーニングとはトレイン(列車)の進行形。トレーニングとはやみくもにやるものではなく、ある目的駅(目的や目標)に向かって線路(計画)を引いて、列車のようにしっかりと進んでいくこと。しっかりやって途中駅で休息を入れて、またしっかりやって…を計画的に地道に繰り返していくこと。
行き当たりバッタリのトレーニングをしてもその場限りのやった感はあっても、意味のある効果は導き出してはいけない。ただ、がむしゃらに走り続けても休息がなければ効果は半減するし、列車はオーバーヒート(オーバーワーク)になってしまうだろう。目的駅に向かってできるだけ最短の線を引いていかなくてはいけない。右往左往して様々な迂回を繰り返していると時間的にもエネルギー的にも大きなロスが生まれてしまう。簡単にトレーニングと口にする人は多いが、しっかりと練られたものでなければ意味がなくなってしまう。目的駅まで無事に辿り着けるトレーニングをしていきたいものだ。
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2021年12月27日

自らの手で

諦めずに、自分の信じる道を貫いて、自分でチャンスを掴み取る。結果をなかなか出せずに苦しんだ時期もあっただろう。時に自分の信じる道を疑ってしまいそうになったり、正解を求めて迷い悩んだこともあっただろう。でもどんな時でも諦めなかった。自分のやっていることが大好きでたまらないんだろう。大好きだから、大好きな世界で自分を全力で表現したかったのだろう。それが報われて本当に良かった。不器用でも、のろまな亀でもいい、地道に地道に進む中で自分の手でチャンスを掴めたことに自分が誇りを持ってこれからも変わらずに進んでいけばいい。
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2021年12月26日

準備の基本

練習前の準備の基本。自分は何ができないのかを明確にする。それが何故できないのかを分析する。その何故をどのように解決するかを考える。それを解決するためにはいかなる手段を用いるかを考える。せめてそれくらいは練習前に考えておかなくては、練習を意味あるものにはできない。曖昧な練習は自分をさらに曖昧にしていく。毎日、毎日、漠然と練習していてもなかなか上達していかない。意識を持って練習に取り組むためには、せめてこれくらいの段階は考えておかなくては、課題さえ持てずに終わってしまうことになりかねない。この辺りは準備の基本中の基本だろう。
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2021年12月24日

今の時代の上下関係

先輩後輩の節度ある関係は大切。でも練習を手伝ってくれた後輩にありがとうと素直に口にできたり、苦しくて辛そうな後輩を笑顔で励ませたりできる先輩でいたい。威張ったり虚勢を張らなくても、誰よりも真剣に練習に取り組む姿勢と思いやりを持って後輩に対していれば、自然に後輩はそんな先輩を尊敬する。なあなあの上下関係もどうかと思うが、昔ながらの軍隊のような上下関係も今の時代の選手達には馴染めないのではないかと思う。であるなら人間と人間とが真摯に向き合える節度ある上下関係が今の時代には適しているように感じる。
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2021年12月23日

思いやり

思いやりのあるプレー。自分が楽をするのではなく、あえて自分が苦しい、大変な思いをしても、その分、仲間の負担を減らしてやろうというプレー。また自分の考えるベストではなく、仲間が求めるベストを感じ取り、そこにベストを尽くすプレー。自分本位ではなく仲間に余裕と安心を与えられるプレー。個人スポーツならとことん自分だけのことを考えてプレーしていけばいい。しかし集団スポーツはそうはいかない。集団は個々の考え、また得手不得手もある。自分が楽や安全策を考えてしまうと、仲間に苦や危険の負担を背負わせてしまうケースもある。仲間を大切に自分も仲間も生かし生かされるプレーを心がけていきたいものだ。そのためにも自らを犠牲にしたり、自らが仲間の負担を逆に背負うことも大切になってくる。
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2021年12月22日

壁はある?

できない事実とできる事実の間には大きな壁があるようで実はたいした壁はない。ただ、できないとやらないとの間には大きな壁がある。さらにはできないと自分にはできるはずがないという思い込みとの間にはどでかい壁がある。自分をもっと信頼しよう!そして小さくてもいい一歩踏み出してみよう!自分が自分自身を否定してそこから何が生まれる?ただ、できない、できないとボヤいて何一つ行動せずにいてそこから何が生まれる?できないという事実以上にそんな自分はこの先にどんどんできないだらけの人間になってしまわないだろうか?できない以上にそんな残念なことはない。自分を信じてまずはやってみよう!と思える自分であり続けていきたいと思う。
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2021年12月21日

やるべきベストを尽くす

日によって技術面の調子が変わる。これは体調と同じで変化する。大切なのは今日は調子が悪いと、投げやりになったり、焦ったりするのではなく、その日の調子のベストを出そうとすること。悪い、悪いと言っているとその日のベストさえ出せずに終わってしまう。今の自分ができる最大限のことをやろう!!いくら普段から繰り返し繰り返し練習していても、どうしても調子の波は出てくる。調子が良ければ良くて、悪ければ悪いではどうしようもない。悪い中で悪いなりのベストを尽くしていると、それで少しずつ波に乗って調子も上がっていくということがあったりもする。悪いから駄目なんだと自分が自分自身に言い訳をして気持ちを切らせてしまったら、それこそ終わってしまう。そんなことのないようにいかなる状況、調子でも自分が自分の力を出し切っていく習慣を身につけていけるように個々が意識して取り組んでいくことがとても大切なことになっていくだろう。
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2021年12月20日

こだわりと執着

こだわりと執着を分けて考えなくてはいけない。せっかくやっているんだから大切にやっていきたいというこだわりは探求心を持ち、深みを増していく。これしかやりたくないという執着は守りの心理を生んで、その他様々な可能性を自らが狭めていってしまう。こだわりは持ちながら執着を捨てられるといい。こだわりを強く持てなければ、そこには何の面白味も持てないだろう。執着が強くなり過ぎてしまうとどんどん苦しみが強くなっていくことだろう。こだわりは人を磨き上げていく。執着は人を小さくしていってしまう。ともすると同じように感じてしまう、こだわりと執着。しかしどちらを持つかで全然変わっていく。
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2021年12月19日

未来に

今は部活の辛い経験も将来は笑い話に変わるかもしれない。今は怖い監督も将来は感謝に変わるかもしれない。厳しかった先輩も将来は共に酒を汲み交わせる関係になるかもしれない。苦しかった練習も甘酸っぱい思い出になるかもしれない。今は分からなくても、苦しみを乗り越えた先には何かが変わる。それは乗り越えた者に与えられるプライスレスな贈り物かもしれない。乗り越えた者にしか与えられない楽しみ。何だってその渦中にいれば苦しかったり辛かったりする。それを将来に笑顔で楽しく語れるように今を踏ん張り乗り越えていこう!!
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2021年12月18日

人間の妙

コロナ以来、久しぶりに都立の強豪の都立片倉高校の野球部のリアルなメンタル講習会をさせていただきました。今回はせっかくということで女子バスケットボール部も参加いただきました。名将の宮本秀樹監督率いる片倉は東海大学菅生や日大三高などの私立強豪校に勝ったり互角に勝負できる数少ない都立高校です。

東京都の高校野球界で宮本マジックと呼ばれる選手育成方法や試合運びなどは自分も学ばせていただくことが多いです。『人間の妙』とか『人間の匙加減』という絶妙なバランス感覚がとても卓越された指導者です。

人間の妙とか人間の匙加減。これは人間の心模様の変化を敏感に感じ取る力です。自チームの選手はもちろんですが、相手チームの選手の心模様を敏感に感じながら見事な試合運びをされます。

相手の立場に立って物事を考えるということはよく言われることです。口にすると簡単なことですが、そこには『自分』というバイアスがかかってしまいがちです。そうなると自分と相手は同一人物ではないのでズレが生じてしまいます。

どこまで『自分』を排除して相手の立場に立てるのか、言葉を換えればどこまで『相手』になりきって相手の心模様を感じ取れるかなのだと思います。

メンタル講習会の後に宮本監督と元日本ハムファイターズの投手で50才で教員になられた舟山恭史先生と顧問の馬場拓己先生と中華をつつきながら野球談義でした。
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2021年12月17日

ムード

チームのムードというのは凄く大切。ただ大きな声を出したり、大騒ぎすればいいというものではない。どれだけ仲間の心を打ち、勇気を与える言葉を口にできるか。その言葉に思いを込めていけるか。感動して同じ思いを仲間達と共有できて自分を仲間を信じられる空気感を作り出せるか。思いを共有できるムード。最高のムードは自分の背中を押してくれるし、仲間達の背中も押してくれる。本当に伝えたいのは言葉の羅列ではなく、心の中にある真の思いなのだから。
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2021年12月16日

ドンマイ

ドンマイ!ドンマイ!という言葉。それがお前のミスを許したんだから、俺がミスした時にも許してくれよな、という、もたれ合いの依存関係になると困ったことになる。ドンマイ!を口にする時には、お前のミスは俺がここからカバーしてやるよ!くらいの思いやりと覚悟と責任を持っていきたい。ドンマイ!は自分がミスをした時にかけておくべき保険の言葉ではない。相手には思いやりを持ちながらも、同時に自己には責任を負う言葉。仲間がミスして苦しい状況で自分自身が仲間を助けてやれるだけの力が必要になる。言葉だけのドンマイは下手をするとチーム全体のミスの連鎖を招きかねない。許し合うことは大切だが、一歩かけちがうと両者の関係をナアナアにしてしまう。責任のある許し合いが重要になるだろう。
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2021年12月15日

時間を使う

例え練習時間が限られた二時間であったとしても、効率的に時間を活用したり、練習前に準備をしっかりしたりすることで、時間以上の成果をあげていける。さらには頭を使い考えた練習を出来ればさらに大きな成果をあげていける。要は時間の長短ではなく、時間の密度と内容の濃さ。時間を上手に作り出すことも大切だが、物理的に難しい場合にその短さを嘆いていても何も始まらない。そうであるなら、限られた時間をいかに使うかという時間の使い方がより大切になっていく。短いから駄目だという発想ではなく、短いからこそ有益に使っていこうという発想への転換が大切になっていく。長い時間があろうが、ダラダラ過ごしてしまったり実のない過ごし方をしてしまえば無駄に時間を過ごしたことと、無駄に汗を流した疲労感が残るだけだろう。短いからこそ大切にしていこうというプラスの転換をしていけるといいだろう。
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2021年12月14日

バランス感覚

人は一人では生きてはいけない。でもだからといって人に気ばかり遣って生きていれば自分らしい生き方をしていけない。人間社会を生きる上で最低限の約束事さえ守っていれば、あとは自分らしく生きていけば、それが個性というものだろう。一人で自分勝手にというのも違うし、無理して何もかも周りに合わせようというのも違う気がする。その辺りの絶妙のバランス感覚が大切になるような気がする。
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2021年12月13日

マネジメント

一日の無理が下手をすると何ヵ月もの怪我になったり、競技者としての終わりになることがある。一日練習を休むと取り戻すのに三日かかると言われるが、仮にそうだとしても、三日ならいい。無理して怪我をするくらいなら、身体を労り一日休養する方が長い目で見た時にプラスになる。妥協やサボリの休養は禁物だが。身体がよりベストであっての競技者。そう考えると練習を休むのも勇気。無理をして長い時間を台無しにすることほど非効率的なことはない。上手に自分自身のコンディショニングをマネジメントしていける力も競技者には必要になる。
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2021年12月12日

がむしゃら時々…

がむしゃらに練習することも大切だが、時々立ち止まってじっくりと自分を見つめ直し、じっくりと考える時間も大切。時に進んでる方向は正しいのか?今自分はどのくらいの位置にいるのか?周りの状況はどうなのか?など、がむしゃらでは見えないものを、立ち止まって見ることも大切になる。がむしゃらになっていると視野が狭くなり息切れして物事を考える余裕すらなくなっていきがちになる。すると大切な様々なことを見落としてしまうことも多くなる。方向性を見失ったり、誤ったりしたがむしゃらさは逆に危険にもなりかねない。
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2021年12月11日

温かな社会を

ありがとうもごめんねもお疲れさまも…何かを感じる感受性があるから言えるんだと思う。素直な心があるから口にできるんだと思う。社会が効率化しすぎて、大切なものを忘れがちになってる気がする…そう、器用に世渡り上手な人がスイスイと効率的に生きてく。でもね…その場ではそう見えても、心が温かい方が最後は幸せに感じて生きていけると思う。ほんとにそう…もう少し温かい社会になるといいのにと感じる。同情とかいらないけど、人と人とが相手の気持ちを受け止めてそっと寄り添って生きていけるような社会。そんな社会を社会の一員として、大人の一人として次世代に残していけるように。
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2021年12月10日

受け止め方ひとつ

練習で叱られたら、監督からそれだけ期待されてるんだと受け止めよう。試合のメンバーから外されたら、監督はこの悔しさをバネに這い上がってくるのを待ってるんだと受け止めよう。厳しい練習を課されたら、これだけのことを自分はできると認められてるんだと受け止めよう。受け取り方で変わる。叱られて自分はダメなんだ、監督から嫌われてるんだ…試合のメンバーから外されて監督はどこ見てるんだよとイライラし…厳しい練習を課されて、これは単なるシゴキだろ…なんて受け止めていたら、練習はストレスだらけの場所になってしまうだろう。自分にプラスになる受け止め方をした方がいいのではないかと思う。
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2021年12月09日

余韻を

先だって広島プリンスホテルにて一般社団法人広島県警備業協会主催の経営者研修会の記念講演をさせていただきました。リアル参加の95名の経営者の皆様と楽しく有意義な時間を共に過ごせました。

以前に広島経済同友会での講演の際にご参加くださっていた、ひろしま管財株式会社の川妻利絵社長から直々にお声がけをいただきました。


子どもの頃に待ちに待った楽しみにしていたお祭り事などが終わると、何だか心にポッカリと穴が空いたような寂しさを感じた。始まるまでは心がトキメキ、ワクワクして、そのお祭り事の最中は無我夢中に楽しむ。

しかし。。。それが楽しくて仕方がなかった分だけ、終わった時の心がせつなくなるような、何とも言えない物悲しさのような感覚。頭では終わるのは分かっていても、終わってほしくない、ずっとこの時間が続いてほしいと心は求めていた。

余韻。一つの物事を達成した後に心に生まれる余韻。心の中に様々な感情が寄せては返す波のようなものが広がっていく。この余韻こそがまた次に向けてのエネルギーに変換されるような気もする。

今回の講演を終えて、子どもの頃のそんな感情を思い出した。いくつになっても大切にしていきたいものだ。
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2021年12月08日

実力を切り拓く

潜在的な実力と、普段発揮している実力。どちらを以て実力と呼ぶのか…指導者は選手の中に秘められた眠っている実力を見抜ける分だけ期待値は高くなる。選手はそれをプレッシャーに感じるのか、意気に感じるのかで違ってくる。自分から潰れるか、自分から開眼させるのか…大きな分岐点。自分自身を過小評価しかできていなければ、期待値に対して気持ちは明らかに引き気味になることだろう。潜在的な実力も含めて等身大の自分自身をどれだけ信じ抜くことができるかどうか。実力を眠らせたまま、さらには自分から潰れていったのではこんなに残念なことはないだろう。自分以外の誰かが見抜いて信じてくれているのに、当の自分自身が見ようともせず疑っていたのでは悲しすぎる…自分で自分を勝手に線引きしないようにしたいものだ。まだまだ、こんなもんじゃない進化していく自分を信じてみようじゃないか。そのためにやれることを全身全霊を込めてやってみようじゃないか。
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2021年12月06日

言葉を力に

柔道家の木村政彦先生の言葉。「同じことを何度も聞くな。俺が一度言ったことは百回言われたことだと思いなさい。そうすれば一日を百日分に生かせるだろう」情報が手軽に入る、溢れる時代においては、言葉も一期一会という意識で胸に刻んでいかなくてはいけない気がする。毎日溢れんばかりの情報に囲まれ、右から左へと流れていく。それでは意識も低下していってしまうだろう。自分が大切だと思うことは、木村先生の言葉のように意識に深く刻まれるだろうし、深く意識して過ごした一日はかなり有意義な一日にしていけるはずだろう。言葉の一期一会。言葉を耳ではなく、心で頭で聞くことがとても大事なのではないかと思う。感じて聞く、考えて聞くことができなければ、情報なんてあっ!という間にどこかに吹き飛んでしまうことだろう。情報は触れるだけでいいものもあれば、力に変えていかなくてはならないものもある。言葉に力を、言葉を力にだ。
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2021年12月05日

積み重ね

5時間睡眠と8時間睡眠とでは、仮に75歳まで生きたとしたら、起きている時間が14年間も違ってくるという事実に驚かされる。1日でみたら僅かな時間の差も積み重なると大きさを実感する…睡眠に限らず、ちょっとした時間の積み重ねは大きな事を成すには充分過ぎる時間になる。たかだか、ほんの僅かな時間と漠然とやり過ごしている時間の中の少しの時間でも意図して地道に積み重ねていけばそれはかなり意味のある大きな時間になっていく。1日の単位では大差のない時間でも積み重なった時の大差には唖然とさせられる。コツコツやることの意味はここにある。1日の内のほんの数時間、あるいは数分でも毎日欠かさずに積み上げていける根気を持てているかどうか。それは先々で大きく違っていくものだろう。
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2021年12月04日

上達への足取り

何事も一気に上達はしない。ゆっくり少しずつ。一進一退を繰り返しながら自分の力になっていく。少し上達して油断してはいけない。なかなか上達しないことにイライラしてはいけない。自分の信じる上達への道を迷わずに一歩一歩。そうやって身につけた上達は揺るぎないものになる。腹を決めて地道に練習を繰り返していく。たゆまぬ足取りで一歩一歩。上達に簡単な道のりはない。簡単に身につけたことなんかは簡単に崩れ失ってしまう。小さなことの積み重ね、小さい進歩の積み重ね…それができてこそ本物の上達へと辿り着いていける。
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2021年12月02日

生きた教材

挫折したら、そこから再びスタートを切ればいい。そこが終わりではないのだから。挫折の分析をして、二度と同じ過ちを繰り返さないように決意する。足りないものを身につけていく決意をする。挫折を挫折という傷で終わらせないように超回復をさせていく。何の改善も課題もない前進は次なる挫折の種。
そう考えると中途半端な喉もと過ぎれば熱さ忘れるみたいな挫折よりは、大きくて強い痛みを感じる挫折の方が人生を切り拓いていける機会になるような気がする。みんな挫折を恐れて中途半端に逃げたりしてしまう。ダメなら徹底的にダメな方が自省も学びも気づきも多くなる。それに乗り越えた時の強さも…挫折は自分自身を真剣に見つめ直せる最大の生きた教材なのだから。
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2021年12月01日

メンタル塾を

昨日は広島で第3回目になる高畑メンタル塾を開催しました。コロナの状況も鑑みて今回は定員の30名を超えて37名のご参加をいただきました。

ご参加いただいた皆様は業種を問わず様々な方々です。医師、歯科医師、中学教師、高校教師、整体師、スポーツ指導者、企業の経営者、芸術家、栄養士、保育士、個人事業主、企業のサラリーマン。。。


全員で顔を合わせて楽しく有意義な時間を過ごすことができました。

『人の温かさ』人は人のことで悩み苦しんだりもする。人は人に裏切られて傷つくこともある。でも。。。人は人に救われたり、癒されたり、助けられたりもする。人に包まれて優しさや温かさを感じたりする。


この高畑塾をするに際して人の優しさや温かさを強く実感できる。人に包まれている、人に支えられている、人に応援してもらっている。そうした中で今まで以上に人を信頼し、自分自身を信頼していける。


たまたまこれはメンタルトレーナーとしての自分が話し手であるだけで、一人の自分が一人言を言っていても何一つ成り立たない。多くの方々の力があってこそ成り立っている。


人の温かさとは、どんなものよりも温かい。身体的な温もりだけなら服でも暖房器具でも可能だろう。しかし、どんなに身体が温かくても心が寒ければ人として冷え込んでいってしまう。


心を温めてくれるのはやはり人の心の温かさ。多くの温かさに包まれて、自分も参加していただいていている皆さんが温かい気持ちになれる高畑塾にしていけたら幸せなこと。


最後にご参加いただいた皆様と高畑塾を運営管理していただいている坂本亜紀子さんにもお礼を。ありがとうございました。
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