2022年04月01日

組織のベクトル

人が組織に集まると、組織には様々な問題が生じてくる。その問題の多くは各々が描いている未来予想図のズレ、目指している目標のズレ、そこに所属する目的のズレ、などなど。もちろん、細かく見ていけば各々の性格や個性の違いみたいなものもあるのだろう。でも、個性や性格は違って当然だし、そこが大きなポイントにはならないのではないかと思う。やはり、冒頭に書いた通り、組織として向かうべきベクトルが不明確だと、各々がそれぞれの自分勝手に自分のベクトルを歩み始める。そうすると同じ組織にいても、向いている方向やベクトルがバラバラになっていってしまう。やはり、組織というのは集合体としてのベクトルを明確化して、そのベクトルには全員合わせて進んでいくようにしなくてはならない。そのベクトルと向かうべき未来予想図を共有さえできれば、そこからは各々がそれぞれの個性を発揮していけばいいのかなと思ったりする。
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広島遠征

東京の国立市にある桐朋高校の硬式野球部の広島遠征をサポートしました。(過去には広島商業高校、尾道商業高校、尾道高校にもお力をいただきました)

今回は初日に広島にある武田高校の硬式野球部の岡嵜雄介監督と次の日に高陽東高校の硬式野球部の沖元茂雄監督にお願いをして練習試合と試合後の合同練習を快諾していただきました。


両校の選手達共にとても思いやりと温かさのある子ども達で、すぐにお互いが打ち解け合って練習の合間や練習後に色々話していてとても楽しく充実した時間のようでした。そのような光景を見ているとほのぼのとしていて温かで幸せな気持ちにさせてもらえます。

共通する好きな野球を通して育った場所が全く違う高校生達が、それぞれの野球観や考えや取り組みなどを本気で語り合うことで、その距離が一気に縮まっていく。真剣勝負の先にある勝敗を超えた相手を大切に想う気持ち。感謝の気持ち。こうした体験を通して心で感じてほしいと願っています。

平和記念資料館にも行ってもらいました。夜には同じ戦うといっても戦争とスポーツとは何が違うのかを選手達に問いかけてみました。今は東京で生活をしているとは言え、それは被爆地の広島で育った大人としての自分の役割なのではないかと思います。

野球を通して単に野球をするということ以上の何を学ばせ、何を経験させていくのか、何を得させていくのか、これもまた指導する側の大人としての役割のように感じます。未来の大人を大切に育てていくことも今の大人の大きな役割なのですから。
posted by Takahata at 00:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする