2022年07月22日
心を動かす
不安定の状況の中では誰もが不安から守りの気持ちになり、心の中に閉じこもってなかなか自ら行動していこうという意欲が湧かないものです。そんな時は何かしら自分自身の心を意識して動かしていくことが大切になります。池の水も停滞していると淀んでいきます。部屋の空気もそうです。また高いビルはある程度の揺れという動きがなければ倒れてしまいます。このように動くというのはとても重要なことなのです。それは心も同じです。不安定な状況下にあって、その状況で心が不安になったり、苦しくなったりした時に、その心の状態にとらわれてしまい心が動かないでいると心はどんどんと淀んでいきます。また心に揺れ幅がなく硬直してしまうと簡単に心は折れてしまうのです。よく不動心という言葉がありますが、人間である以上は不動心はなかなか難しいものです。人間は時に弱かったり強かったりします。不安定な状況では心が揺れるのは仕方のないことです。ブレない程度の微動心くらいでいいと思うようにしましょう。適度の揺れも大切なのです。大事なのはブレないこと。未来に向けてプラスの方向性を見失わなければ心の揺れは大丈夫です。後は小さな揺れなら引き戻せます。それも未来に向けての希望という確固とした心の軸があるからです。軸がなければ揺れがどうこう以前にフラフラと行ったり来たりしてしまいます。まずは方向性を見定めた軸をしっかりと作り上げた上での微動心は大切になります。とにかく不安定な状況の時に、心をずっと動かさずにそこにじっととらわれていると逆に心の不安や恐怖はどんどん大きくなっていきます。不安定な状況の時こそ、どんどんと心を意識して動かしていくことが大事なのです。心が止まれば淀みますが、心が動けば心が晴れてきます。そうすると不安定の状況の中で不安で行動に何一つ行動に移せないという状況から、思い切って行動してみようと前向きな気持ちになっていきやすいのです。