2022年07月26日
時々自分の目的の見直しをしてみよう
家の中にある小物や自分が身につけている小物などの絵をモノを見ずに思い出して描いてみましょう。例えば腕時計。見ずに思い出して描こうとしてもなかなか正確に描けないものです。あれだけいつも身につけて時間を確認するために一日に何度となく目にしているはずなのに。恐らく買う時にはそのデザインが気に入って、そのデザインが目的で購入したはずです。しかし、購入してからは時計は時間を見ることが目的になってしまったため思い出せなくなっているのです。人は同じものを目にしても目的が違っていると目に入る情報は違っているのです。またある目的で何かを始めても、やり続けていく中で無意識のうちに当初の目的とは変わっていってしまうこともあるということです。それは仕事や日常生活にも言えることです。例えば仕事だとします。当初の目的はやりがいだったかもしれません。しかしサラリーマン生活を続ける中で目的が給与額に変わるかもしれません。さらにはいつの間にか目的が出世することになっているかもしれないのです。目的がじわりじわりとゆっくりと変化していくので、このことを本人が自覚できていないことが多いのです。すると強く目に留まるものも仕事内容給与自分の役職のように変化していくのです。やはり皆さんの一番のモチベーションは何かを初めて手にしたり、何かを始めたりした当初の原点にこそあるのではないでしょうか。まずは目的がズレていることに気づくことが大切で、そのズレに気づいたなら、そこから始めた原点のことをイメージしてその当時の自分を再体験して当時の気持ちを思い出して目的を再リセットし直すことでモチベーションを高めていけるのです。あるプロ野球選手と話していた時に「プロ野球選手ではなくてプロゴルファーになれば良かった」とポロリと口にしたことがありました。どうやら、当初は憧れのプロ野球選手として活躍することが目的だったのが、野球選手は選手寿命が短くてお金を稼げる年数が少ないから年を重ねてもプロで活躍できるプロゴルファーという話になったようでした。つまりお金が目的に変わってしまっていたのですね。その選手に入団当初の頃をイメージさせてその頃の気持ちを思い出させると原点に戻り、そこからモチベーションを上げてくれて135勝の勝ち星を挙げた投手になりました。