2022年07月29日
弱みを強みに変換していく
よく自分の強み、弱みは何かといったような質問を受けたという話は聞きます。その度に強みや弱みとは何だろうと考えさせられます。誰がそれを決めているのかと言えば他ならない自分自身です。漠然とはしていますが、この社会には勉強と同じで何となくの人間としての平均値みたいなものが存在しています。こんな感じが平均的な日本人みたいなものです。無意識のうちに刷り込まれたその平均値と自分自身を比較して平均値より上回っていると感じたことを強みと認識し、下回っていると感じたことを弱みと認識しているのに過ぎないのです。見方によっては、仮に平均を上回っていようが下回っていようが、平均値から外れているということは普通の人にはない何かを自分は持っているということでもあるのです。それは普通とは違う目立つ特徴でもあるということです。仮に全部が平均的なら言わば可もなく不可もなくというありきたりの自分ということになるのです。そう考えてみると強みは強みとして大切ですが、弱みもまた人とは違う大切なものに思えてきませんか。人とは違うという点においては弱みと自分で決めていることも一つの強みなのです。ここです、弱みと決めているのは自分自身だということです。自分の弱みだと認識しているからこそ人から弱みを突かれるのを恐れて懸命に隠そうとしてしまうのです。おどおどしているからこそ、それが人から見ても弱みに見えてしまうのです。逆に堂々と自分はこんな部分も持ってますと弱みに思っていることを晒け出して笑いにでも変えてしまえば、それが人から見たら親しみやすさになっていくかもしれません。また長所も短所も表裏一体であるように、少し捉え方と表現を変えてそれを人前に出せば弱みに見えていることが人にはない強みに見えてしまうことはよくあります。弱みと決めつけていることでさえ、強みに変えていければプラスの意味での個性を作り出していけるのです。