2022年08月31日
最大限の方策
やることをやったけど、駄目でした…そう口にする前に、本当にそのやり方で良かったのか?他にやり方はなかったのか?やり方にもっと工夫できなかったのか?と自問自答してみた方がいい。やることをやって駄目だったけど、自分はやることをやったから満足…では勝負事ではもの足りない。どうすれば勝ちを引き寄せられるのか、そのための最大限の方策を考え抜いたのか?考えたのか?と問われれば、誰もが考えたと口にするだろう。そのレベルの考えたという言い訳はいらない。勝ち負けはある。しかし、同じ負けにもその過程の中に、どれだけ最大限の方策を考え抜いて臨んだのかという姿勢は見て取れる。結果にこだわるというのは、結果をどうこう一喜一憂することではなく、結果を出すためにどれだけ最大限の方策を導き出せるかどうかにある。
2022年08月30日
ルールとモラル
社会は法律で成り立っている。スポーツもルールで成り立っている。それを守ったからモラルがあるとは言えない部分がある。法律では挨拶は決められていない。法律を守っても挨拶ができない人だったら。。。そこに常識という問題が出てくる。罪には問われないが非常識な人としてモラルを問われてしまうかもしれない。スポーツでルールを守れないのは完全なペナルティーだが、ルールだけで語れる問題でもないように思う。松井選手の5連続敬遠なんかはルールは決して違反はしていない。しかし、一般的な世論という常識では相手投手や相手チームは批判を受ける形になった。ルールとモラルをついつい混同してしまう方も多くいるが、別物であることを意識して伝えていかなくてはならない。
2022年08月29日
時間の再生
時間というのは不思議なものだ。あれだけ苦しかったり辛かったりした過去も思い出に変わり、いつの日にか笑って話せる時が来る。失敗や挫折も生かされて今を生きる知恵に変わる。時間は過去を熟成してくれる。どのような熟成をするかは自分の生き方次第なのかもしれない。日々を後ろ向きにネガティブに生きていくのか、前向きにポジティブに生きていくのか。過去を否定して生きていくのか、過去を受け止めた上で過去を教材にして生きていくのか。過去の涙を未来の笑顔に繋げるために今を全力で生きていきたいものだ。未来を作ることは過去の再生でもあるのかもしれない。
2022年08月28日
情熱を燃やす
情熱というのは、生きる熱感。情熱を傾ければ人生が熱を帯びてくる。生きている実感を強く感じられる。時間を消費して生きるのではなく、時間を燃やして生きていきたいものだ。損得なんて関係ない。自分の中の何かに思い切り情熱を傾けてみる。生きてるぞ!!と叫びたくなるような時間を刻みたい。今の時代は社会に熱感を感じない。それは社会を構成する一人一人の熱感の問題でもある。夢なんて描くより、現実を見ろみたいな。もちろん、現実は大切だ。しかし夢の一つも描けない、夢をバカにされるような社会であってはいけないように感じる。漠然と生きる、のではなく、自分自身を生かし切って生きていく。自分に自分がやろうとしている何かに全力で情熱を傾けて、情熱を燃やしていきていきたいものだ。その積み重ねの時間こそが夢への真っ直ぐな道のりのように思う。情熱とは生きる心のエネルギー。誰の心の中にも情熱は秘められているはずだ。それを燃やすか、燻らせるか、消してしまうかはまさしく自分次第。
2022年08月27日
苦しい時こそ
苦しい時に、そのままヘタリ込んでしまうか、自分に鞭打って踏ん張り一歩前に進むか…苦しい時にこそ自分自身の真価が問われる。もう無理かも、から、まだやれるかもへ。そんな自分への厳しさと踏み出した一歩が困難にへこたれない自分を育てていく。小さな決意は大きな自信を育てていく。自分とは自らを分けると書く。苦しい時こそ、未来の自分を分けていく分岐点のように感じる。究極は自分を育てられるのは自分自身。やればやっただけのことは必ずあるはずだ。苦しくても立ち向かえれば未来の笑顔の自分に出会えることだろう。
2022年08月25日
音読をしてみる
言葉というのは、それそのものはお互いの共通の符号です。それはコミュニケーションを図る上での単なるツールでしかないのです。言葉とは不思議なものです。相手の心の深くに届く言葉もあれば、耳許を素通りしていく言葉もあります。言葉に命を吹き込んでいけるかどうかは、その言葉に自分自身の想いや愛情をどれだけ込めていけるかなのだと思います。相手がどのような性格で、今どのような状況に置かれ、どのように感じているのかを言葉にする前に少しでもいいから想像してみるのです。それこそが相手に思いを寄せるということです。それは相手を大切に思うからこそです。そして相手への想いを言葉の一つ一つに命として吹き込んでいくのです。言葉の上手い下手ではないと思います。例え拙い言葉であっても、命が込められた言葉は相手の心には届いていくのではないかと思うのです。AIロボットがどんなに上手に良いことを言ったとしても棒読みのような言葉の羅列となり恐らく心には届かないと思うのです。それは言葉に感情や想いという命が吹き込まれていないからです。この言葉に命を吹き込んでいくための練習として効果的なのが音読をすることです。まずは簡単な絵本や詩集などから始めてみましょう。まずは黙読をして読んでみます。そしてそこで自分が感じたこと考えたことなどを今度は音読して言葉に乗せてみるのです。慣れてくると小説などを一冊普段通り黙読して、感動したり強く何かを感じたページを音読してみるのもいいと思います。
2022年08月24日
逃げ道を断つために日々の逃げ道を作る
何かに覚悟を決めて取り組もうとする時に、逃げ道を断ち切って臨んでいくことはとても大切になります。何かを始めたのはいいが、すぐに辛くなったか、上手くいかないから、面倒臭くなったか、とすぐにそのことから逃げてしまうようでは何事も成し遂げてはいけないでしょう。しかし逃げ道を断ち切って何かに継続的に取り組んでいくというのは、自分が自分自身をかなり追い込んでしまうことになります。辛くて辛くて仕方ない時も必ず出てきます。その時にそれでも自分は逃げ出す訳にはいかないと自分に厳しくなりすぎてしまうと、心は八方塞がりになり窒息しそうになって心を病んでしまったりしてしまいます。逃げることが許されないというのは時に絶望的な気持ちになってしまいます。そこで逃げ道を断ち切って進むためには、心の中に逃げ道も用意しておくことが大切なのです。矛盾しているように感じられる方もいらっしゃいますよね。心の中の逃げ道とは「いざとなったらいつでもやめてやる。」というものです。何もそれは本心ではないのです。いざとなればいつでもやめてもいいんだと自分が自分自身に日々言い聞かせることで、心の中にゆとりと余裕が生まれるのです。何事も余裕を失うと追い詰められていきます。その余裕があるからこそ、どんなに苦しかったり辛かったりしても、「明日やめればいいんだから今日だけはしっかり踏ん張ろう」と思えるのです。そしてまたその明日が来たら、また同じように考えて一日一日と先延ばししていくのです。そうこうしている内に気づけば一番苦しい時を乗り越えられていたということはあるものです。勘違いしてもらいたくないのは、覚悟を決めて逃げ道を断ち切った時だけこの逃げ道も用意しておくことが効果的なのであって、中途半端な気持ちで取り組んでいる人が逃げ道を用意するとそれが本当に逃げ道になってしまうということです。
2022年08月23日
凛とした姿勢で
どんなに悔しい敗戦であっても凛とした姿勢を大切にしたい。対戦相手に尊厳のある気持ちとひとときの時間を共に戦えた感謝の念を大切にしたい。苛ついたり落ち込んでいたとしても、きっちりとした礼節を忘れずにいたい。敗戦で人間的に敗者にはなりたくはない。名選手である前に真の人間でありたい。ある競技をひたむきに続けていき、その中で単に競技だけ上達するのではなく人間的にも磨かれていきたいものだ。試合に勝とうが負けようが人間としては常に凛とした自分自身でありたいと思う。人間として大切なものを自分自身の中でしっかりと守り抜いていきたいものだ。勝った負けたでは人間の価値は図れないのだから。
2022年08月21日
体を健康にする
心身一如という言葉がありますが、心は身体に、身体は心にと相互に深い影響を及ぼしていきます。アスリートと接していてよく感じるのですが、身体がたるんできていると感じる時はたいてい心も緩んでしまっていたり、身体が引き締まっていると心も張りがあったりするものです。特にスランプのような不安定な状況に陥ってしまった時などは心の不安定さが様々な身体症状になって表れます。心身的な胃腸の不調、皮膚への吹出物の増加、不眠症気味になったり、中には不整脈になる選手もいたりします。そうした体調の不良が心もさらに落ち込ませてズルズルとスランプが長引いていったりするのです。その意味でも不安定な時には、心は当然のことですが、身体の健康を意識していくことは大切になります。身体から心へとアプローチしていくのです。人間は緊張した時には自律神経の交感神経優位の状態になり、身体に緊張した時には唾液の分泌量が減少したり、心拍数が早くなったり、血管が収縮したり、胃腸の働きが悪くなるなどの様々な症状が表れます。このように心が不安定な時には、そうした身体に表れる様々な症状を緩和させていくことで、心をリラックスした安定した状態へと導いていく方法もあります。現代人は生活も不規則になったり、多くのストレスを抱え込んだり、ネット社会の影響などにより自律神経に乱れが生じやすいと言われています。ましてや、自分自身が不安定な社会状況に置かれたりしてしまうと、常に不安や心配、無力感などに終始つきまとわれたりしてしまいます。そうなると身体に様々な不調が表れてきたりしてしまいます。そうした体調の乱れがさらに心の乱れに繋がっていって、それがさらに身体へ……という具合に負のスパイラルへと繋がっていってしまうのです。その負のスパイラルをどこかで断ち切っていかないと大変な心身不調に陥ってしまいます。だから不安定な時こそ、いつも以上に身体の調子に自分の意識を向けていくことが大切になるのです。不安定な時にはまずよくあるのが、生活の乱れです。そして気持ちが塞ぎこんでしまうため心も開放的にならないので、外出の機会が減ってしまいがちになります。当然、そうなると人とのコミュニケーションの機会も減少してしまいます。身体の安定を図る意味でもこうした陥りがちな生活の習慣を意識して正していくことも手をつけやすいことの一つだと思います。
2022年08月20日
情によって
情。それは愛情や友情など。時として情は適切な判断を誤らせる。冷静な分析と情による思い入れ。その思い入れが強すぎてしまうと、冷静な分析を心の中で否定したくなってしまう。言い換えれば、相手を信じたいという気持ちが強くなって判断を誤ってしまうのかもしれない。もちろん、情はとても大切なものだし、僕も情は深い方だと思う。でも、ドライで薄情な自分よりはその方がいいとも思っている。ただ、やはりバランスを崩してはいけないなとは思う。正しく判断をくださなければならない時には、冷静な分析はとても重要だと感じる。
2022年08月19日
日常を通して
立ってるのも練習、歩いているのも練習…練習とは意識をどれだけ持てているか。他の競技を観て様々な動きを参考にするのも練習。練習とは観察眼をどれだけ持てているか。勉強をする中で考え方を身につけて競技を考え抜くのも練習。練習とは思考力をどれだけ持てているか。練習場だけが練習の場ではない。別に片時も忘れずに…とまでは言わないが…しかし練習外で意識がまるで欠けていては上達に大きな差が出てきてしまうだろう。そのような気持ちを持っていれば、ふと日常の何気ないことと競技とが頭の中でリンクしてアイデアや発想も浮かんでくるはずだ。日常の全てが練習になれば一回り大きくなれるような気がする。
2022年08月18日
バランスを考える
皆さん、バランスボードやバランスボールなどは体験されたことがあると思います。不安定なモノの上にいることでバランスを崩しそうになって不安になり、ついつい身体が力んで固まってしまい余計にバランスを崩してしまったという方も多いのではないでしょうか。身体が力んで固まってしまうと当然関節の可動域も狭まります。すると小さな可動範囲の中でバランスを取らなくてはならなくなるので難しくなります。またそのような状態では反射能力も低下してしまいます。そうなると崩れそうになった時の素早い反応が取れなくなりこれまたバランスを保つのが難しくなります。社会状況が不安定になると、心もこうした身体と同じような状態に陥ってしまうのです。狭い余裕のない心で不安定さに立ち向かわなくてはならないし、そうした状態では心もいつもより鈍化してしまいます。そうなると余計に心もバランスを崩していってしまいます。人間はともすると、不安定な状況に置かれると、その状況の中でこれから先に起こりうることを考えてしまいます。これを考える時に狭い余裕のない心で考えてしまうとついつい悲観的なことばかりを考えてしまいがちになります。バランスボールの上で不安定になった時に落下してしまうことばかりを考えてしまうようにです。不安定な時こそ意識して心の幅を広くして心の余裕を持つように心掛ける習慣がとても大切になります。ヤジロベエを想像してみてください。左右のバランスがとても大切です。自分の心がフラットな状態の時を仮にゼロ地点だとするなら、自分の考えがマイナス思考になり、マイナスのことばかりを考えていて、そこがマイナス10地点だとするなら、同じくらいプラス10地点くらいを意識してプラスにも物事を考えてみるようにしましょう。そうなって初めて心のバランスを保つことができるのです。分かりやすく言えば最悪のことを考えてしまっているなら不安定な状況の中でも最高のことも意識して考えるようにしていくのです。そうすれば心の幅がマックスに広がるのです。それくらい広い心でいれば、実際に起こりうることはその幅のうちのまあ、どこかに収まるだろうという腹も決まり心にも余裕が生まれてきます。今、暗い気持ちが10なら、意識して10無理にでも明るく振る舞ってみるとか、投げやりな気持ちが10なら、無理にでも10くらい必死に喰らいつく気持ちを持ってみるなど、自分の心の幅を意識して広げてバランスを保っていく習慣がとても大切になります。
2022年08月17日
自分を向上させる宝物を探していく
親しくさせていただいている認知心理学の大学教授の先生から「一般の人とホームレスの人とで道に落ちているお金を見つける能力は5倍くらい違う」というお話を聞きました。意識してお金を探して歩いているのか、何となく歩いていてお金が目に飛び込んでくることの間には5倍くらい違いがあるということなのです。さらに言えば転がっているという前提で歩くのと、どうせ転がっている訳はないという前提で歩くのとでは、同じように歩くという行動をしていても目に入る情報がそれくらい違ってくるということでもあります。日常生活の中で何か一つでもいいので何か自分を向上させていくための宝物を絶対に拾ってやるんだ!という気持ちで一日を過ごしていきたいものです。日々の生活の中には自分が探し出してやろうという意識さえしっかり持てていれば、自分自身を向上させていくためのヒントが転がっているものです。何気ない日常の中で漫然と過ごしていては気づかずに素通りしてしまうようなことでも、一つでも何かを拾ってやる!という意識を持って執念で探せば必ず見つかるものです。それは出会った人の中の誰かでもいいし、耳にした言葉でも目に飛び込んできた何かでも何でもいいのです。宝探しのような楽しい気持ちで、あっ!いいヒント見つけた!という感じ日々を過ごしていけば日々も楽しく得した気分になっていくように感じます。できれば、それをノートの表紙に『宝物箱』と書いて一日に一つ自分の宝物をストックしてしていけば良いのではないかと思います。子どもの頃の宝物箱とは違い大人の宝物箱には自分を育てていく大切なエッセンスが詰め込まれていくのです。
2022年08月16日
部屋の中の配置換えをしてみる
百聞は一見にしかずという言葉があるように視覚の持つ役割はとても大きなものがあります。みなさんが一日の中で一番多く目にするものといったら何でしょうか?恐らく自分の家の中の風景と会社の中の風景だと思います。人は慣れてきた風景は見ているようで、あまり目には入っていません。ここで想像してみてください。いつも住み慣れた街の風景と、旅行先の風景とどちらがより目線が動くと思いますか?当然後者です。それは新鮮だからです。目線の動きと脳の働きとの関連性に関する研究では、目線の動きが活発なほど脳の働きも活発になるようです。脳の働きが活発になるとメンタルの部分も活力がみなぎってきます。そこで、本当ならできるのであれば、会社の模様替えを定期的に行ってもらいたいのです。会社が無理なのであれば、せめて自分の意思だけで可能な自分の家の模様替えを行って、新鮮な風景を自らが作り出してもらいたいと思います。同じ家具や生活用品であっても、空間の中の配列が変わるだけで目線の動きは活発化していきます。それも難しく感じられるなら、せめて家族と食事を取る時のテーブルに座る配列を変えてみるというのもいいと思います。学校などの席替えも定期的に行うのは、クラスのみんなと接する機会を作るというのもありますが、生徒のメンタルに常に新鮮な刺激を与えて脳を活発にして学習効果を高める狙いもあるのです。やはり、一日の中で多くの時間を過ごす場所の風景はとても重要になります。
2022年08月15日
時々自分の目的の見直しをしてみよう
家の中にある小物や自分が身につけている小物などの絵をモノを見ずに思い出して描いてみましょう。例えば腕時計。見ずに思い出して描こうとしてもなかなか正確に描けないものです。あれだけいつも身につけて時間を確認するために一日に何度となく目にしているはずなのに。恐らく買う時にはそのデザインが気に入って、そのデザインが目的で購入したはずです。しかし、購入してからは時計は時間を見ることが目的になってしまったため思い出せなくなっているのです。人は同じものを目にしても目的が違っていると目に入る情報は違っているのです。またある目的で何かを始めても、やり続けていく中で無意識のうちに当初の目的とは変わっていってしまうこともあるということです。それは仕事や日常生活にも言えることです。例えば仕事だとします。当初の目的はやりがいだったかもしれません。しかしサラリーマン生活を続ける中で目的が給与額に変わるかもしれません。さらにはいつの間にか目的が出世することになっているかもしれないのです。目的がじわりじわりとゆっくりと変化していくので、このことを本人が自覚できていないことが多いのです。すると強く目に留まるものも仕事内容給与自分の役職のように変化していくのです。やはり皆さんの一番のモチベーションは何かを初めて手にしたり、何かを始めたりした当初の原点にこそあるのではないでしょうか。まずは目的がズレていることに気づくことが大切で、そのズレに気づいたなら、そこから始めた原点のことをイメージしてその当時の自分を再体験して当時の気持ちを思い出して目的を再リセットし直すことでモチベーションを高めていけるのです。あるプロ野球選手と話していた時に「プロ野球選手ではなくてプロゴルファーになれば良かった」とポロリと口にしたことがありました。どうやら、当初は憧れのプロ野球選手として活躍することが目的だったのが、野球選手は選手寿命が短くてお金を稼げる年数が少ないから年を重ねてもプロで活躍できるプロゴルファーという話になったようでした。つまりお金が目的に変わってしまっていたのですね。その選手に入団当初の頃をイメージさせてその頃の気持ちを思い出させると原点に戻り、そこからモチベーションを上げてくれて135勝の勝ち星を挙げた投手になりました。
2022年08月13日
時には美術館に足を運んでみる
皆さんは日頃、美術館に足を運んだりしますか。何も凄い作家の展示会があるからというのではなく、時間を見つけてフラッとという感じで足を運んでみてください。自分は芸術に造詣が深くないし、絵とかに興味なんてないし、という方でも大丈夫です。ここでは、ひとまず芸術どうこうの話ではありません。例えば絵という一つの作品は、作家さんが皆さんに何かを伝えようとしているということです。絵の描き方というのは、一つの伝達方法であり、表現方法なのです。同じ人物画でも、何故この作家は人の顔をこのように伝達したかったのか、何故このように表現したのか、と考えてみてください。正確な表現は恐らく写真です。しかし、その絵は不正確かと問われれば、その作家には正確なのです。要は一つの被写体を見ても伝え方は実に多岐に及ぶのだということに気づいていただきたいのです。皆さんが仕事や日常の中で誰かにあることを伝えようとする時に、自分の中にどれだけ多くの言葉による表現方法や伝達方法があるのでしょうか。恐らく少ないという方も多いと思います。絵と言語は形こそ違いますが、様々な絵を通して感覚的にでも表現方法の引き出しを増やしておくことはプラスになると思います。誰かに何かを伝えようとする時に内容はいいのに、伝えようとする言葉が心に届いてこないということがあります。同じ内容を伝えるにもそれこそ何十通りくらいに表現できる引き出しがあった方が良いのです。表現方法の遊び心を増やすには表現にどこまでも自由が許される芸術に触れてみるのが一番だと思います。美術館に行き慣れていない場合は最初のうちは、なるほど、こんな表現方法もあるのね、くらいの自分の感性を刺激する程度でも大丈夫です。
2022年08月12日
時には美術館に足を運んでみる
皆さんは日頃、美術館に足を運んだりしますか。何も凄い作家の展示会があるからというのではなく、時間を見つけてフラッとという感じで足を運んでみてください。自分は芸術に造詣が深くないし、絵とかに興味なんてないし、という方でも大丈夫です。ここでは、ひとまず芸術どうこうの話ではありません。例えば絵という一つの作品は、作家さんが皆さんに何かを伝えようとしているということです。絵の描き方というのは、一つの伝達方法であり、表現方法なのです。同じ人物画でも、何故この作家は人の顔をこのように伝達したかったのか、何故このように表現したのか、と考えてみてください。正確な表現は恐らく写真です。しかし、その絵は不正確かと問われれば、その作家には正確なのです。要は一つの被写体を見ても伝え方は実に多岐に及ぶのだということに気づいていただきたいのです。皆さんが仕事や日常の中で誰かにあることを伝えようとする時に、自分の中にどれだけ多くの言葉による表現方法や伝達方法があるのでしょうか。恐らく少ないという方も多いと思います。絵と言語は形こそ違いますが、様々な絵を通して感覚的にでも表現方法の引き出しを増やしておくことはプラスになると思います。誰かに何かを伝えようとする時に内容はいいのに、伝えようとする言葉が心に届いてこないということがあります。同じ内容を伝えるにもそれこそ何十通りくらいに表現できる引き出しがあった方が良いのです。表現方法の遊び心を増やすには表現にどこまでも自由が許される芸術に触れてみるのが一番だと思います。美術館に行き慣れていない場合は最初のうちは、なるほど、こんな表現方法もあるのね、くらいの自分の感性を刺激する程度でも大丈夫です。
自分を知る
人間というのは他人のことは客観的によく見えるものですが、いざ自分のこととなると主観的になってしまい見えなくなっている部分が多いものです。また人はそれぞれの独自の価値観や考え方をもって行動しています。そしてそれをついつい他人も同じなんだと勘違いをしやすいものです。そもそも、その違いは他人と交わることで気づいたり自覚できたりするのですが、人付き合いが浅くなるとそこにも気づけなくなるのです。すると自分をよく知らないまま客観性を持てずに日々生活をしていくことになります。そうなると漠然としたセルフイメージしか自分自身に対して持てません。人間が行動するというのは、自分が自分自身を動かしていくことでもあります。動かさなくてはならない自分自身という相手を知らなければ、自分自身の動かし方や活かし方も不充分ということになってしまうのです。その意味でも等身大の自分自身を知ることはとても大切です。自分自身に対して甘い見方をしてしまえば、そこから油断が生まれ失敗を招くかもしれません。厳しすぎる見方をしてしまえば、どんどん自信を失っていき新たなことに挑戦するのも避けるようになるかもしれません。ネガエィブな見方をすれば、自分のあらゆる面が全て短所のように見えるし、ポジティブな見方をすれば長所に見えてきます。他人と比較してしまうと得られるのは優越感か劣等感です。大切なのは自分で勝手に自分自身の中にあるものを評価しないことです。まずは冷静にあるものをあると認識すればいいのです。料理で言えば冷蔵庫の中にどんな食材や調味料があるかを見る感じです。その食材がどうだこうだという評価は必要ありません。今はそれを使うしかないのですから。料理をする時には考えるのはその食材をいかに美味しく活用して料理を作るかです。それと同じで今の自分にあるものを最大限にプラスに活用して行動をしていけばいいのです。さらには、その時々で中華かフレンチかイタンリアンか和食というように、自分が置かれているのが不安な状況であるならば、その状況に合わせた自分を作り出していけばいいのです。とにかく自分の中にあるものが明確に分からなければ不安な状況で何をどのように対処したり自分をコントロールしていけばいいのか分かりません。人間は自分が自分の中にあるものを勝手に評価したり他人と比較して優劣をつけてしまうから、本当の自分が余計に分からなくなっていくのです。自分を知ることというのは、決して簡単なことでもありませんが、かと言って凄く難しいものでもありません。まずは素直な目でこんな自分あるあるを思いつく限り余計なバイアスをかけずに書き出してみることからスタートしてみましょう。不安定な世の中で、自分の中にある材料をどのように活用していけるのかを大切にしていきたいものです。
2022年08月11日
夢に
元プロ野球の審判の山崎夏生さんと久しぶりにお会いした。パリーグ一筋29年間1451試合の審判員人生。オールスターゲームにも3試合に出場する。
今日はこの夏に引退した、広島の一人の高校球児が将来プロ野球の審判になることが小さな頃からの夢ということで、夜行バスで日帰りで東京に行きますので山崎さんを紹介してくださいということでセッティング。
この球児は目を輝かせて必死でメモを取りながら真剣に山崎さんのお話を聞いていました。最近は夢を持つ若者が減ってきていると学校の先生からもよく耳にします。
また幼い頃は夢があっても年を経るにつれて夢を忘れていったり諦めたり、捨ててしまったり。。。そんな中で幼い頃からの夢を必死に追い求めている姿に僕も心を揺さぶられました。
山崎さんもこの若者に真剣に向き合ってくださり、多くのことを伝えてくださいました。帰り際に「絶対に何が何でも喰らいついて夢を実現させます!!」と言っていました。そんな若者の姿勢に山崎さんから全力で力になるからという温かなお言葉をいただいていました。
夢は見るためにあるのではなく、自らの行動によって手繰り寄せるもの。その行動がどのようなものなのか?によって人の心を打って動かしていくこともできる。夢は誰かが叶えてくれるものではない。しかし、行動によっては誰かの応援を得ることはできる。
指をくわえて待っていても何にもならない。自らが掴まえにいくのかどうか。そこにどれだけの明確な強い意志があるのかどうか。
夢の先にいる大人に、これから夢を叶える若者が喰らいつく必死な姿に山崎さんも僕も強く心を打たれた。
今日はこの夏に引退した、広島の一人の高校球児が将来プロ野球の審判になることが小さな頃からの夢ということで、夜行バスで日帰りで東京に行きますので山崎さんを紹介してくださいということでセッティング。
この球児は目を輝かせて必死でメモを取りながら真剣に山崎さんのお話を聞いていました。最近は夢を持つ若者が減ってきていると学校の先生からもよく耳にします。
また幼い頃は夢があっても年を経るにつれて夢を忘れていったり諦めたり、捨ててしまったり。。。そんな中で幼い頃からの夢を必死に追い求めている姿に僕も心を揺さぶられました。
山崎さんもこの若者に真剣に向き合ってくださり、多くのことを伝えてくださいました。帰り際に「絶対に何が何でも喰らいついて夢を実現させます!!」と言っていました。そんな若者の姿勢に山崎さんから全力で力になるからという温かなお言葉をいただいていました。
夢は見るためにあるのではなく、自らの行動によって手繰り寄せるもの。その行動がどのようなものなのか?によって人の心を打って動かしていくこともできる。夢は誰かが叶えてくれるものではない。しかし、行動によっては誰かの応援を得ることはできる。
指をくわえて待っていても何にもならない。自らが掴まえにいくのかどうか。そこにどれだけの明確な強い意志があるのかどうか。
夢の先にいる大人に、これから夢を叶える若者が喰らいつく必死な姿に山崎さんも僕も強く心を打たれた。
2022年08月10日
現状?理想?行動を紙に書き出していく
「今の自分に満足できないから自分を変えていきたいな」というような声はよく耳にします。変えていきたいなという願望ばかりを口にしていても何一つ変わりません。変えていくんだという強い意志と変えていくための行動が必要になります。ただ思いつきで行動に移そうとしても難しかったりします。行動に移す前に少し頭の中を整理してみましょう。紙を用意して縦に均等に3分割で線を引きます。そして左側に今の自分の現状で気になることを箇条書きで書き出していきます。そして次に右側にその現状に対しての自分の理想を対比する形で書き出していくのです。そして最後に真ん中に現状と理想との開きを埋めるためにどのような行動を日々心がけていけばいいのかを考えて書いていくのです。そうすると日々意識していかなくてはならない行動が明確になります。そしてその行動欄に書き出した行動に対して自分なりの難易度を5段階の評価をつけていくのです。簡単な行動1〜難度の高い行動5です。そして自分の評価で一番簡単な行動を一つだけピックアップして、まずはその一つの行動だけを意識して生活していくのです。難易度の高い行動は途中で挫折してしまう可能性が高いので、まずは簡単な行動から慣らしていくのです。挫折してしまうと行動に移すのがどんどん面倒になっていってしまいます。そしてその行動で理想に近づけたと感じたら、次の難易度の低い行動を意識して理想に近づけていくのです。現状を自分の行動で理想に近づけたというのは自信に繋がりますし、自分を変えていくモチベーションも高まりまるのです。
2022年08月09日
柔軟性
凄く記憶に残る一つのシーンが思い浮かびます。指導していた一人の柔道選手。彼の哲学はずっと小さな頃から一本勝ちにこだわるというものでした。しかし、オリンピックの準決勝で足を痛めてしまいました。その不安定な状況の中で、彼が選択したのは金メダルのためにはポイント勝ちに切り換えるというものでした。小さな頃からこだわりを捨てて戦い方を柔軟に変更したのです。柔よく剛を制すという言葉があります。剛には剛の強さがありますが、少なくても不安定な状況においては、柔の持つ強さが際立つように感じます。不安定な状況というのはある意味で先行き不透明ということでもあります。不透明な時にはその状況、状況に柔軟に対応できる方が安定感を保っていけるはずです。良い意味での変化していける力と言えるでしょう。心の柔軟性は心のバランスを保っていく上でとても大切な要素になります。この心の柔軟性を失わせてしまうのが、強い思い込みや強い執着心や義務感だったりするのです。強い思い込みがあると『これは〜に違いない』となるし、強い執着心があると『これは〜するしかない』となるし、強い義務感があると『これは〜すべきだ』となるのです。そうなると不安定な状況であってもそうした思考に縛られてしまって、心が頑なになってしまうのです。そうなってしまうと状況に応じた順応性や柔軟性が失われてしまうのです。そうなると状況と自分自身の心の中にどんどんズレや葛藤が生まれてきて、心は不安定感を増幅させていくことになるのです。そうは言ってもただ、状況に応じて節操なくコロコロ変えていけばいいというものではありません。イメージ的には水のような感じです。水は液体ですから柔軟です。寒くなれば氷になるし、暑くなると水蒸気になります。柔軟に変化はしていても、その本質は水であることに変わりはありません。ここが大切なのです。本質がブレてしまうと、それはそれで自分が何をやっているのか分からなくなり心は迷走してしまいます。心もそのような決して本質はブラさない柔軟性を持ちたいものです。不安定な時こそ、こうした心の柔軟性を持っていくことを意識して心がけていきたいものです。心が柔軟になれば、いかなる状況も柔軟に受け止めて、柔軟に行動にも移していけるようになります。変化することを不安に感じる必要はありません。大きな意味で誰もが時代によって生活のあらゆることを変化させてきているのですから。
2022年08月08日
身体のトレーニングとメンタルトレーニングの共通点を認識する
メンタルの本当の強さというのは身体のトレーニング同様にスクラップ&ビルドによって作られる要素もあります。人間には超回復という機能が備わっています。傷ついた部分が修復される際に元の状態よりも強くなって回復する機能です。骨折してくっついた部位は太くて回復しますし、切り傷は皮膚が盛り上がって回復します。身体のトレーニングはウェイトという負荷を筋肉にかけて、筋肉を傷つけ回復させることで太くなっていきます。これは心も同様なのです。何らかの心の負荷を与えて心が傷つき、それが回復すると元の心の状態よりも強くなっているのです。このスクラップ&ビルドを繰り返していくことで身体も心も強くなっていくのです。そのために追い込んで負荷をかけていく快感を脳に刷り込ませていくというのは心も身体も同様です。楽を選ぶのではなく苦を選び乗り越えた先にある快感を得るということは大切になります。しかしギリギリの追い込みの感覚というのは追い込みすぎてもいけないですし、追い込まなさすぎても駄目なのです。心も身体も同様に自分の今の現状の110〜120%の厳しいけど踏ん張れば何とかなるかもくらいの目標設定が大切になります。それと筋肉は太くて強くなればいいかというと、そこに柔軟性がなければ動くための使える筋肉にはならないですし、怪我にも繋がります。それは心でも同じことで、強さとしなやかな柔軟性がなければ反対に脆い心になってしまいます。またトレーニング効果を最大限高めるためには超回復に必要な休養と栄養が必要になります。それは心でも同様でやみくもに負荷をかけ続けても良くないですし、心に負荷をかけたら少し休養をして自分が自分の存在を誉めてあげたり認めてあげたりという心の栄養も大切になります。また筋肉を鍛える上でバランスが大切になります。一つの部位の筋肉の強い弱いのバランスがあると怪我に繋がりますし、身体のあらゆる部位間のバランスが崩れると全体としてチグハグな動きしかできなくなってしまいます。心も同じで強さと弱さもあるとそこからメンタルは崩れてもいきますし、メンタル面全体のトータルのバランスが保てていないとちぐはぐな心の働きが生じてしまうのです。このように身体のトレーニングを通して心との向き合い方を身体という形を持って気づいたり学んだりすることはとても大切なことのように感じます。
2022年08月07日
楽観主義を心がける
ある大学で数百というビジネスパーソンを調べたところ、楽観主義者は悲観主義者よりも早々に昇進する傾向が 40% 高く、仕事に意欲を持っている傾向が 6倍 高かったそうです。逆に、燃え尽きてしまう傾向は 5倍 低かったそうです。また大手保険会社の営業員を対象にした調査でも、楽観主義者は悲観主義者に比べて、1年目の販売成績が 29% 高かったとのことです。2年目には 2倍以上 の開きが生じていたそうです。また、2年間の仕事継続者の 67% は楽観主義である一方、離職者の 59% は悲観主義であったとのことです。このようなことからも自分自身を少しでも楽観主義に近づけていきたいものです。楽観主義の大きな特徴として成功したのは自分の実力、失敗したのは運が悪かった、タイミングが違った、あの人は理解する力が足りないなど自分の実力以外の要素に原因を求めるのです。悲観主義の人はその反対で成功したのは運が良かったからだと自分の実力以外の要素に原因を求め、失敗したのは自分の実力が足りないせいだとするのです。悲願主義でいるといつまでも自分の実力を認めていくことができないのに対して、楽観主義は自分の実力をいかなる状況でも絶対に否定することがありません。日々、自分の実力の否定を積み重ねていく人と、自分の実力の肯定を積み重ねていく人とでは、何かをしようとする際の心持ちに大きな差が生じてきます。楽観主義はともすると自信過剰になる危険性もありますが、そこは実力を高めていくことは忘れないように心がけて、あくまでも出た結果に対しての自己評価や受け止め方を変えていけばいいのです。
2022年08月06日
子どもの頃の遊びを時には思い出してみてやってみる
皆さんにお聞きします。もし、今からご一緒に泥団子を作って遊びましょうと提案したとしたら、やりますか。多くの方は「手が汚れるから」など理由を挙げられてやりたくないのでないでしょうか。よく好きなことや楽しいと思うことが見つからないという大人の方に出会います。泥団子を作るのは子どもの頃の最高の楽しみだったものです。しかし、大人になるとまずは損得計算から物事を見始めてしまうのです。つまりはどんな理由を挙げたところで、その心の根底では「泥団子を作ったところで何か得はあるの?手が汚れるだけ損だよ」という考えが出てきてしまうのです。楽しいか、楽しくないかではなく、得をするのか損をするのか?損得計算が強く働いてしまうと、なかなか自分の好きなことや楽しいことがその計算フィルターによって見えなくなってしまうのです。何も子どものように無垢な気持ちだけで生きろということではありません。大人は生きていかなくてはなりませんから。しかし、まずは損得計算を頭から外して純粋に楽しいこと好きなことをやってみてもいいと思うのです。大人が子どもと違うのはここからです。例えば泥団子を作って楽しいと思えたなら、この泥団子に植物を植えつけてインテリアにしてみようとか、泥団子を発展させて陶器にしてみようなどと仕事へと発展させていく頭脳を持てているということです。もし損得計算を使うならここで使うのです。純粋な気持ちで好きなことを素直に感じて、それを仕事の形に繋げていくのです。好きなものを損のまま終わらせるか、得に繋げていくか、ここで大人の頭脳を活用していけば良いのだと思います。損だから、得をもたらさないからと好きなことを自分の中で消去していったら選択肢は減っていく一方で勿体ないと思います。
2022年08月05日
時々自分の目的の見直しをしてみよう
家の中にある小物や自分が身につけている小物などの絵をモノを見ずに思い出して描いてみましょう。例えば腕時計。見ずに思い出して描こうとしてもなかなか正確に描けないものです。あれだけいつも身につけて時間を確認するために一日に何度となく目にしているはずなのに。恐らく買う時にはそのデザインが気に入って、そのデザインが目的で購入したはずです。しかし、購入してからは時計は時間を見ることが目的になってしまったため思い出せなくなっているのです。人は同じものを目にしても目的が違っていると目に入る情報は違っているのです。またある目的で何かを始めても、やり続けていく中で無意識のうちに当初の目的とは変わっていってしまうこともあるということです。それは仕事や日常生活にも言えることです。例えば仕事だとします。当初の目的はやりがいだったかもしれません。しかしサラリーマン生活を続ける中で目的が給与額に変わるかもしれません。さらにはいつの間にか目的が出世することになっているかもしれないのです。目的がじわりじわりとゆっくりと変化していくので、このことを本人が自覚できていないことが多いのです。すると強く目に留まるものも仕事内容給与自分の役職のように変化していくのです。やはり皆さんの一番のモチベーションは何かを初めて手にしたり、何かを始めたりした当初の原点にこそあるのではないでしょうか。まずは目的がズレていることに気づくことが大切で、そのズレに気づいたなら、そこから始めた原点のことをイメージしてその当時の自分を再体験して当時の気持ちを思い出して目的を再リセットし直すことでモチベーションを高めていけるのです。あるプロ野球選手と話していた時に「プロ野球選手ではなくてプロゴルファーになれば良かった」とポロリと口にしたことがありました。どうやら、当初は憧れのプロ野球選手として活躍することが目的だったのが、野球選手は選手寿命が短くてお金を稼げる年数が少ないから年を重ねてもプロで活躍できるプロゴルファーという話になったようでした。つまりお金が目的に変わってしまっていたのですね。その選手に入団当初の頃をイメージさせてその頃の気持ちを思い出させると原点に戻り、そこからモチベーションを上げてくれて135勝の勝ち星を挙げた投手になりました。
2022年08月04日
一日一言日記をつける
日記をつけるのが苦手な方も多いと思います。それはたくさん書かなくてはならないから心に負担を感じるからでしょう。今回ご紹介するのは一言日記です。それも成功日記。今日という一日を夜に振り返り、小さな成功でもいいので、成功したなと思うことを一言書くだけです。人は成功したことは忘れやすいものです。すると、自分はいつも失敗だらけだというセルフイメージが出来上がっていきます。しかし、この日記が一年続けば365個の成功体験集になる訳です。自分が自分自身に自信を失ったり、失敗したことばかりが頭に浮かんでしまうような時には、この日記を引っ張り出して読み返してみるのもいいでしょう。夜に一日を振り返り成功したことを探し出す作業というのは、プラス思考を習慣化させる意味でも大切なことになります。一言に慣れてきたら、成功したことだけを書くのではなく、その成功に至るまでの過程を簡潔に書いておくと更に良いでしょう。その過程が蓄積されていくと、自分は成功する時には毎回こんな行動をしている、こんな風に考えている、といった傾向が見えてくるようになります。そうした無意識のことを顕在化させることで、自分なりの成功の方程式を持てるようになっていくのです。
2022年08月03日
チョコチョコ勉強法を取り入れてみる
人間誰しも新しい環境に置かれて新しい事を一気に頭に詰め込もうとすると頭が痛くなるような時があると思います。それはきっと頭が新しい刺激を入れることで疲労してるのです。脳というのは常に新しい刺激を求めるのですが、刺激が強すぎたり多すぎると拒否反応を起こして吸収力が逆に低下するのです。そうした拒否反応を起こさないためのちょっとした工夫をご紹介します。例えば勉強で言えば、単一刺激の一教科を大量に一気に詰め込むのではなく、一回に少しずつ学習するようにしていくのです。仮に英語と数学と社会だとすると、英語を一時間、数学を一時間、社会を一時間ほど勉強するとしたら、180分を10分単位に区切り、英語10分、数学10分、社会10分、そしてまた英語10分、数学10分……を順番に回しながら、頭を常に新鮮にしつつも、一回に頭の中に入れる刺激を少な目にするというやり方をしていくのです。このようなチョコチョコ勉強法をしていくと脳をパンクするのを防ぎながら効率良く勉強を進めていけて、結果的に当初の予定通りの勉強をしていけるのです。それに加えてそのローテーションの順番として好きな(得意な)学習内容嫌いな(苦手な)学習内容好きな(得意な)学習内容という順番が良いと思います。最初に好きなことで勉強の波に乗り、その波に乗って嫌いなことを乗り切り、最後に終わり良ければ全て良しではありませんが、好きなことで全体の印象をプラスに持っていくのです。すると勉強後もスッキリ感が残り、勉強後の頭のクールダウンにも移行させやすくなります。
2022年08月02日
余分なモノを捨てていく
家の中を見渡してみると案外、必要のないモノがたくさんあることでしょう。断捨離がよく言われる昨今ですが、とてもメンタル的にも良いことだと思います。そもそも、モノを捨てることができない人の大きな特徴として「いつか必要になるかもしれない」と考えるか「このモノには大切な思い出がある」と考えるかです。前者は今の自分の生活において必要か必要でないかの判断がなかなかつけられないか、今は必要ないと理解しつつもとりあえずストックしておこうとします。頭の中を自分の家で情報がモノだと想定してみましょう。すると頭の中は雑多な空間になります。何の情報が必要なのか不必要なのかの判断もつけられない、いつかこの情報を使うかもしれないからとどんどん蓄積していくと大変なことになります。心や頭の状態はそのまま行動に表れます。家を整理することで、頭の中に取捨選択する思考を構築していく練習をしていくことはとても大切なことになります。今の自分が使うモノだけを残していくようにすれば、頭の中でも今必要な情報だけを残していけるようになるのです。後者の方は恐らく情の深い方だと思います。情が深いというのは人としてはとても魅力的です。しかし、時としてその情の深さで失敗することも多かったりするのです。人を過度に信じすぎてしまったり、情に流されて判断を誤ったり。思い出深いモノを捨てるというのは心の痛みを感じることと思います。しかし情の深さは大切にしながらも、時には情を断ち切ることも大切になります。そのための練習だと考えてみてください。モノを見れば情が喚起されるように、その人を見れば情が喚起される。それを時には断ち切って冷静に判断をしなくてはならない時もあるのです。断捨離は心や頭の弱点を克服するための練習だと言い聞かせて、やってみると案外部屋がスッキリすると同時に心も頭もスッキリするものです。
2022年08月01日
狭い常識を打ち破る
大きな意味では様々な分野の常識、小さな意味では自分が属している組織の常識みたいなものが存在している。そしてそこに長く自分の身を置いていると無意識のうちにその常識が染みついてくるものです。しかしある世界の常識は、別の世界の非常識であることは多いものです。自分のいる世界の中に閉じ籠っているとその世界の常識が絶対的なものになっていきます。そうすると頭の中でもその常識の範疇でしか考えられなくなるし、その常識でしか物事を見たり判断したりしかできなくなっていくのです。勇気を持って違う世界を覗いてみたり、挑戦してみるのもいいと思います。すると違う視点を持てて今自分のいる世界の常識からの縛りから抜け出れることもあるのです。どの世界にも絶対的常識はないのです。自分のいる世界が全てになってしまうとどうしても視野は狭くなってしまいます。自分で常識に風穴を開けるのです。新しい刺激をどんどん自分の中に取り入れていけるかどうかです。常識に溺れていく中で常識に埋没していってしまいます。そんな中では新しい発想もアイデアも生まれてこないでしょう。もし、あなたがある業界で何かをしようと思いついたとします。しかしこの業界の常識に照らし合わせると無理だと判断したとします。こういうケースは多いと思います。ここで、あなたは自分が無理だと判断した理由をできるだけ細かく紙に書き出してください。そしてそれを自分が属している業界や組織とは全く別の世界に属する人10人にその無理な理由を説明してみてください。恐らく「そんな理由はうちの業界では通じないよ」とか「その理由の意味が分からない」という具合に、あなたのできない理由を潰してくれるはずです。理由が潰されるということは、それは自分の世界以外の一般的にはできない理由にはなっていないということです。別に自分の世界の常識を捨て去れという話ではありません。自分の世界の常識はあくまで土台でいいのです。そこにどんどん違う世界の新しい常識を積み上げて広げていけばいいのです。大切なのは今自分のいる小さな世界を全てと思うことなく、大きな世界のほんの一部でしかないことを十分に理解しておくことだと思うのです。プロ野球選手の自主トレーニングで、野球選手以外のアスリートと一緒にやるケースも増えています。野球界の常識や定石を超えて新たな発想やアイデアを自分の中に湧き上がらせるためです。野球界の常識をベースにしながらもそこに縛られず自分の世界を広げたいと思うからこその行動なのです。