2024年06月23日
自分への負けず嫌いを心がける
大人になって改めて振り返ってみると、幼少期の頃から人と自分を比較されながら育てられた経験が多いのではないかと思います。親から「〜ちゃんはもう自転車の補助輪外せたのに、あなたはいつまでつけてるの」とか学校の先生から「〜くんはこんなに良い点数を取れてるのに何で君はこんな点数なの」など。挙げればきりがないことでしょう。すると、人は自分の立ち位置を周りと比較して認識するという思考が植えつけられていくのです。しかし、比較から生まれるのは誰かより上なら優越感、誰かより下なら劣等感のいずれかしか生みません。優越感に浸っていると自己満足に繋がっていきやすいですし、劣等感に浸っていると無力感に繋がっていきやすいものです。要は優越感も劣等感も人が何かに取り組む上での根本的なモチベーションには繋がらないということです。誰かや周りに対しての負けず嫌いよりも、自分が自分自身に対して負けず嫌いでありたいものです。誰かや周りと比較して優越感や劣等感を感じるよりも、今日の自分が昨日の自分をほんの少しでも乗り越えて力をつけられたことを自信にしていきたいものです。自分の中での少しの成長でもいいので、それを自分でしっかりと評価して「自分はやればしっかりと力をつけてきている。ここまでできるようになったのだから、もっとできるようになれる。」というようにモチベーションに繋げていくと良いと思うのです。自分が自分自身の実力を高めていけば、他者と比較しなくても気づけばその実力にふさわしい立ち位置を任されている可能性は高いと思います。周りを気にしてキョロキョロしている暇があったら、もっと真剣に自分自身を見つめてみるといいと思います。もし、自分が自分自身に負けているようなら、他人に対して負けず嫌いがどうのこうのという話ではありません。自分に負けてやることもやらないで、人と比較して自分はダメだと落ち込むようなことは意味を成しません。