2024年07月14日
思慮深く遠くを
先々のことをしっかりと慮って考え抜いて、しっかりとした準備をしておかなければ、結果として近い手近なところで心配事が発生するという意味の『遠慮近憂』という言葉。行き当たりばったりの生き方をしていると、その場その場が心配の種に変わっていく。そしてどうしても場当たり的な対応になってしまい上手くいかないことも多くなる。先々のことを見据えて、様々な想定をしておいて、そこに向けて思考を凝らして準備しておけば、その想定内のことに関しては何の心配もいらなくなるだろう。もちろん、予言者ではないので想定をしておいても、正確には未来のことなんて誰にも分からない。ただ、自分はあらゆることを考えて準備してきたのだという心の余裕が生まれる。この余裕こそが大切で、イレギュラーなことが起こっても、余裕があるからこそ冷静に対処していける。やはり余裕がない時には切羽詰まって、変な選択をしたり変な対処をしてしまいがちだ。遠慮、遠くに対して思慮深くあることはとても大切なことだろうと感じる。