2024年10月23日
指導者の役割
『もっと努力しろ!』この言葉に何の違和感も感じない方は多いと思います。しかし、野球を始めたばかりの野球小僧が努力をしているでしょうか?野球が楽しいから無我夢中でやっているだけです。同じ野球をやっているのにそんな野球小僧が努力をしなくてはならなくなったのでしょうか?人に勝つための野球、人と比べられて優劣をつけられる野球、ミスしたら怒られる野球。。。そんな様々なものを心の中に大人が背負わせたか、自分自身が自ら背負うかして心の重荷が重くなり、それで好きという気持ちよりもこうした心の重荷が重くなってそれでもそれを背負って休むことなく歩き続けていかなくてはならないため、いつしか努力しなくてはならないと考えるようになっていくのです。指導者の役割としては努力をしろ!というのではなく、むしろ選手が心の中で背負っている重荷を少しでも降ろして身軽にしてあげることなのです。そうして身軽になり野球の楽しさを改めて思い出させてあげれば、努力をしろ!と言わなくても好きな野球に無我夢中で取り組んでいけると思います。