2025年03月02日

一葉の一生

若葉は初々しい美しさがある。紅葉には枯れる美しさがある。若葉には我先にと競う輝きがあり、紅葉には最後まで残ろうとする儚さがある。若葉には光合成で木を育てる役割があり、紅葉した落ち葉には肥料になり木を育てる役割がある。一葉の一生。美しさやエネルギーや役割は変われど、全うする姿に心打たれる。葉が全て落ちた木々は一切の飾りを打ち捨てて、幹と枝だけの裸の姿になり、寒い冬をじっと堪えながら、来るべき春に向けてエネルギーを蓄えていく。自然の中でありのままに生きる姿に多くのことを学ばせてもらえる。春夏秋冬。人生の中にも季節の移ろいがある。その人生の季節の中で自分という一葉はどのように生きていけばいいのか。街角にある木々も大切なことを教えてくれているような気がする。
posted by Takahata at 00:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする