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2011年06月12日
本当の優しさって
人に魚をあげたら、人は喜んでその人をとてもいい人と評価するでしょう。人に釣竿を貸してあげたら、人はありがとうと口にしながらも、何だこの人は魚をくれないんだと感じるでしょう。人に魚の捕まえ方を教えたら、人は魚はくれないし、釣竿すら貸してくれないと不平を感じて面倒臭がってろくに話すら聞こうとしないでしょう。魚はモノであり結果です。きっと人は簡単に自分が欲しいものをくれるのを望むのかもしれません…釣竿は手段ですよね。捕まえ方は知恵です。しかし知恵は目には見えないし、自分が何とかしなくてはいけません。しかし、今は魚を簡単にもらえたとしても、あるいは釣竿を貸してもらえたとしても、これから先も人は与え続けてはくれません。魚を簡単にもらえていると、人は自分でどうしたらいいのか?どうにかしなくてはいけない、とは考えもしませんからね…その時に一番役立つのは知恵なのではないかと僕は思うんですね。知恵さえあれば、逆に自分の自力で何とか乗り切っていけるんですよね。本当の優しさって何でしょうね。
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一方、この3ヶ月の間、日々考え続けていることがあります。それは子ども達の未来についてです。自分が住む関東地方も、もはや放射性物質による汚染が広がっていると言われています。でも、目には見えないものなので、確かかどうかはわかりません。解らないものに怯えているのではなく、自分のやるべきこと、志すことに邁進せよと自分も手本を示すべきなのか、子ども達の近い将来の健康状態、あるいは次の世代の子ども達のことまで考えるならば、今はやりたい、すべきことを我慢して、出来るだけ関東地方から遠くに避難させるべきなのか。
現時点で、多くの方と意見を交わし、より現実的というか、そうすることしかできないので、前者を選択しています。その選択を出来る限り前向きに受け止めようと努力しいます。でも、子を持つ親として、子ども達を導く大人として、どちらが本当に子ども達のためなのか、自分の中で考え続けています。
だから今の知識の中でもいく通りかの選択が出来たり実行出来たりするのだと思います。
すぐに欲しいものを与えられては知恵を使うことがなくなりますからね。
与えられすぎたら、自分で努力しないですよね!
知恵を使って自力で切り開いていきたいですね!
スポーツも同じで、人に最初は教えて貰わなければ分かりませんが、最終的に一人で理解して実際に正しい動きをしなければならないと思います。きっかけを教えてもらったりはとても大切ですが、自分で理解して動けるようになるのが本当に正しい事だと思います。
前のブログでみなさんに賢人になって欲しいと高畑さんは言われてましたね。 それがすごく印象に残ってます。もしかしたら私でも考えて知恵を使えばなんとかなるのかもしれないと思いました。本当の優しさはそんな事をきづかせてくれるような厳しさかもしれないですね。
世の中には、何もしない人も沢山いますから。
モノではなく考えや知恵ですよね。
本当のやさしさはケースはそれぞれですが、一人でも対応できる知恵かと思います。
ありがとうございました。