ふと、以前に全日本女子ソフトボールチームの監督を務められた宇津木妙子さんの言葉が心に蘇りました。
宇津木さんとは僕が所属するお父さんソフトボールチーム「国立ストーンズ」とも無理に練習試合を頼み込み、宇津木さんのかの有名な連射ノックまでウチのチームにして頂きました。テレビを通して皆さんが知る監督は、凄く厳しくて怖そ〜うというものかもしれませんが、本当は凄く温かくて愛情溢れる方です。
僕の中では宇津木さんの「選手を叱ると選手の心は寒さで震える。だからその心を愛情という温かさで包みこむ」という言葉が強く残っています。凄く素敵な言葉だと。その言葉を口にされた時の宇津木さんの何とも優しい笑顔が忘れられません。僕も選手達に厳しい言葉をかける事もあります。その選手達を思えばこそなんですが。そんな時にふと宇津木さんのこの言葉が浮かぶのです。温かい愛情を選手に。
いくら愛情がもともと根底にあろうが、やはりそれで自分を甘やかすのではなく、意識してでも愛情を形で表す事も大切だと思うのです。僕がまだまだ小さい子どもの頃に親父に、こっぴどく叱られた時の事も思い出されます。その度に親父が泣きはらした僕に「一緒に風呂に入るぞ」と言ってくれたのを思い出します。温かなお風呂の湯の中で体と一緒に心が凄く温まったのを。お風呂の中での親父の優しい笑顔も。
改めて僕は色々と考えさせられます。このような経験を与えてくれた親父に、素敵な言葉を与えてくれた宇津木さんには心から感謝ですね。
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