昨日、長野県で講演をしてきました。
その後、懇親会にも出席させて頂いきました。
そこで、講演をお聞き頂いた方々との会話やコミュニケーションを持つことができました。
そこで、僕自身ふとしたことに気付けたのです。
それは一人、一人、僕の話した内容に対しての興味の持ち所が違うという事です。
話し手の僕としては、多くの事は話しますが、一番伝えたいと思う内容や本質があります。
しかし、話の末端のちょっとした話や余談、
僕としては流れの中で話したような内容に共感して頂いたり、
興味を持って頂けたりしている事にとても驚かされたのです。
当たり前ですが、人はそれぞれ生きてきた過程も、考え方も、
今自分が置かれた環境もみんな違います。
そしてみんな、個々の心のフィルターを通して他人の話を耳にする訳です。
つまり、どのような内容が個々のフィルターを通して心に届くのかは分からないという事なのです。
千並べた言葉のうちの一つが偶然にも、誰かの心に届く事もあるんですね。
一つの伝えたい事に対しても、直接的な表現一本で伝えようとするのではなく、
間接的な表現や内容、小話、脱線話などをあえて多く盛り込み、
個々の方々への窓口というか入り口をたくさん用意する事の大切さを改めて気付かせて頂きました。
とても楽しく、有意義な時間をすごせました。
担当の井汲さんはじめ、ご参加頂いた皆さん、僕自身も大変勉強になりました。
ありがとうございました。
2005年09月17日
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