以前にスポーツキャスターを務められている、栗山英樹さん(テレビ朝日のナンダやゲットスポーツでもお馴染み)とお話した時に、栗山さんが
「人の価値観を他人が勝手に決めるのは良くないですよね・・・」
と言われたのが印象に残っています。フジテレビに僕が出演した時に、共演した高木豊さん(スポルトや野球解説・WBCの日本代表の守備走塁コーチ)も似たような話を。
盛り上がって話してる時に、ふいに
「本当は誰のために戦ってるのではなく、自分自身のために戦ってるんですよね」
と。僕も本当にそう思うのです。他人は勝手に誰かに勝手な期待を押し付けます。その人が自分の期待に応えてくれれば満足。応えなければ不満の嵐。期待をかけられ、その期待を押し付けられた本人は、いつしか自分の人生ではなく、他人の期待する敷かれたレールの上を走る人生に。そして常に他人からの評価を気にしてビクビクする人生になっていくんです。
もちろん、他人からの期待を受けることは大切です。しかし、期待をかける方の人間も、期待を受ける方の人間もただただ盲目的に期待を捉えるのではなく、考えていくべきなのではないかと思うのです。どちらの側の人間にもそれぞれ個人の人生を自分のために生きる権利を持ってるんです。自分でありながら他人の強いた人生を生きなくてはならない事ほど、ツライことはありませんよね。これは何もスポーツだけの話ではありません。僕を含め皆さんひとり、ひとりの問題です。
2007年03月27日
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