2020年05月17日

これからの指導者は

このメンタルトレーナーという仕事を始めて、30年弱になるが、始めた当初のプロ野球選手の気質と最近の選手とでは大きく違ってきたなと肌で感じることができる。プロの世界でもそうなのだから、時代と共にスポーツに取り組む子ども達の気質も大きく変わってきているのだろう。それと同時に選手を指導するコーチ陣にも指導法やコミュニケーションの取り方など変化や工夫が見て取れるようになってきた。
指導者の側が一つのことを指摘したつもりが、選手は自分が全否定されたかのように受け取る。発破をかけたつもりが、それをそのまま受け取り帰宅したり辞めてしまったり。厳しいことを口にするとすぐに萎縮して元気をなくす…試合に出場させなければ親から苦情が来る…
昔と比べるのはどうかとは思うが、違いを挙げればキリがない。それもそうだろう。子ども達の家庭での親子関係も、子ども達の学校などでの友人関係なども時代と共に変化しているのだから。コミュニケーションの手段もラインが主体になり、家庭でも怒られた経験もなければ、逆に家族の中で最優先に扱われて育つ。辛いことも親が先回りして回避させていく。

指導者の側も昔はこうだったと嘆くのではなく、時代に適応していかなくてはならないだろう。温故知新ではないが、昔からの大切なことは今なお大切にしながらも伝え方という手段を新たに考えていく必要がある。指導者は自分のやりたいようにやって自己満足に浸るために指導をするのが目的ではない。指導の目的はあくまでも子ども達を伸ばしていくことなのだから。

今の時代の子ども達の特徴を踏まえた上で、伝えるべきことをいかなる手段を使ってより伝わるようにしていけば良いのかを熟慮していかなくてはならないだろう。大人である自分達も過ぎし日を思い出してみると、このように指導を受けていれば…と思うようなことも多いのではないかと感じる。そういう意味では表面的には昔と今の子どもは違っているように見えて本質的な部分では大きくは変わっていないのかもしれない。
posted by Takahata at 00:05| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今の指導者を否定はしないが、何か工夫しようとしたり、選手の為に‥というのが足りないように思う。選手のことを思っているけれど『指導者がやりたいことで、選手の為の工夫』になってるように思う。『選手の為になることを指導者がやる』でなくてはならない。いくら選手のことを考えていても、選手が求めていないものを、いくら指導者がしてもそれは選手に伝わりにくい。指導者が『やってあげている』というスタンスはもう古く『共に』していかなくては難しいと思う。
Posted by スポG at 2020年05月17日 22:48
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