高校卒業の時に伝統の儀式として自署名簿提出の儀というのがあった。卒業生がこれからの人生をどう生きていくのかを紙に毛筆で記して提出するというもの。18才の自分が何を記したかは34年を経た今でも鮮明に記憶している。
『人生の長い旅路を己に負けることなく果てしない夢を追い求めていきたい 高畑好秀』
18才の頃の自分が自分自身に向けた言葉。あの頃の自分には明確な将来の夢があった訳でもなかった。それどころか、浪人生活も決まり目指す大学に向けて勉強することすら嫌で仕方なかった。。。
でも、思い出せるのは「人生はここからが長い。今の自分はつまずいているけど。。。ここが人生のゴールじゃない。ここまでは自分に負けて嫌いな勉強から逃げて不様な結果を抱えてしまった。ここからの人生は絶対にどんなことがあっても自分に負けないように生きていこう」とは考えたということ。
人生の夢が見つかった時には、今度こそは今回のような不様な浪人なんていう結果にならないように、とことんまでやり抜いて夢を実現させてみせる!と固く自分自身に誓った瞬間でもあった。どんなに苦しくても辛くても、どんなに嫌いなことが待ち受けていても、絶対に今までみたいに逃げたり投げ出したりしないぞ!と。
その時に自分自身に誓った言葉を裏切ることなく今日まで突き進んできたように思う。生きていれば様々なことがある。夢を実現させていくのは決して容易い道でもなかった。困難なことをたくさん乗り越えてきたようにも思う。
夢は叶えたのだろうが、自分は果てしない夢を追い求めていきたいと記した。叶えて終わりではない。だから、ここからも自分のやっていることを探求し続けていくのだろう。。。終わりなき探求を。。。
18才の頃の自分に。君の未来の君はあの時の自署名簿に覚悟を決めて記した通りの生き方を積み重ねているよと伝えてあげたい。あの頃にできなかった地道な積み重ねをしっかりして生きているよ。
認められる日々を積み重ねたいと思う。