2022年08月01日
狭い常識を打ち破る
大きな意味では様々な分野の常識、小さな意味では自分が属している組織の常識みたいなものが存在している。そしてそこに長く自分の身を置いていると無意識のうちにその常識が染みついてくるものです。しかしある世界の常識は、別の世界の非常識であることは多いものです。自分のいる世界の中に閉じ籠っているとその世界の常識が絶対的なものになっていきます。そうすると頭の中でもその常識の範疇でしか考えられなくなるし、その常識でしか物事を見たり判断したりしかできなくなっていくのです。勇気を持って違う世界を覗いてみたり、挑戦してみるのもいいと思います。すると違う視点を持てて今自分のいる世界の常識からの縛りから抜け出れることもあるのです。どの世界にも絶対的常識はないのです。自分のいる世界が全てになってしまうとどうしても視野は狭くなってしまいます。自分で常識に風穴を開けるのです。新しい刺激をどんどん自分の中に取り入れていけるかどうかです。常識に溺れていく中で常識に埋没していってしまいます。そんな中では新しい発想もアイデアも生まれてこないでしょう。もし、あなたがある業界で何かをしようと思いついたとします。しかしこの業界の常識に照らし合わせると無理だと判断したとします。こういうケースは多いと思います。ここで、あなたは自分が無理だと判断した理由をできるだけ細かく紙に書き出してください。そしてそれを自分が属している業界や組織とは全く別の世界に属する人10人にその無理な理由を説明してみてください。恐らく「そんな理由はうちの業界では通じないよ」とか「その理由の意味が分からない」という具合に、あなたのできない理由を潰してくれるはずです。理由が潰されるということは、それは自分の世界以外の一般的にはできない理由にはなっていないということです。別に自分の世界の常識を捨て去れという話ではありません。自分の世界の常識はあくまで土台でいいのです。そこにどんどん違う世界の新しい常識を積み上げて広げていけばいいのです。大切なのは今自分のいる小さな世界を全てと思うことなく、大きな世界のほんの一部でしかないことを十分に理解しておくことだと思うのです。プロ野球選手の自主トレーニングで、野球選手以外のアスリートと一緒にやるケースも増えています。野球界の常識や定石を超えて新たな発想やアイデアを自分の中に湧き上がらせるためです。野球界の常識をベースにしながらもそこに縛られず自分の世界を広げたいと思うからこその行動なのです。
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