2022年08月02日
余分なモノを捨てていく
家の中を見渡してみると案外、必要のないモノがたくさんあることでしょう。断捨離がよく言われる昨今ですが、とてもメンタル的にも良いことだと思います。そもそも、モノを捨てることができない人の大きな特徴として「いつか必要になるかもしれない」と考えるか「このモノには大切な思い出がある」と考えるかです。前者は今の自分の生活において必要か必要でないかの判断がなかなかつけられないか、今は必要ないと理解しつつもとりあえずストックしておこうとします。頭の中を自分の家で情報がモノだと想定してみましょう。すると頭の中は雑多な空間になります。何の情報が必要なのか不必要なのかの判断もつけられない、いつかこの情報を使うかもしれないからとどんどん蓄積していくと大変なことになります。心や頭の状態はそのまま行動に表れます。家を整理することで、頭の中に取捨選択する思考を構築していく練習をしていくことはとても大切なことになります。今の自分が使うモノだけを残していくようにすれば、頭の中でも今必要な情報だけを残していけるようになるのです。後者の方は恐らく情の深い方だと思います。情が深いというのは人としてはとても魅力的です。しかし、時としてその情の深さで失敗することも多かったりするのです。人を過度に信じすぎてしまったり、情に流されて判断を誤ったり。思い出深いモノを捨てるというのは心の痛みを感じることと思います。しかし情の深さは大切にしながらも、時には情を断ち切ることも大切になります。そのための練習だと考えてみてください。モノを見れば情が喚起されるように、その人を見れば情が喚起される。それを時には断ち切って冷静に判断をしなくてはならない時もあるのです。断捨離は心や頭の弱点を克服するための練習だと言い聞かせて、やってみると案外部屋がスッキリすると同時に心も頭もスッキリするものです。
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック