2022年08月08日
身体のトレーニングとメンタルトレーニングの共通点を認識する
メンタルの本当の強さというのは身体のトレーニング同様にスクラップ&ビルドによって作られる要素もあります。人間には超回復という機能が備わっています。傷ついた部分が修復される際に元の状態よりも強くなって回復する機能です。骨折してくっついた部位は太くて回復しますし、切り傷は皮膚が盛り上がって回復します。身体のトレーニングはウェイトという負荷を筋肉にかけて、筋肉を傷つけ回復させることで太くなっていきます。これは心も同様なのです。何らかの心の負荷を与えて心が傷つき、それが回復すると元の心の状態よりも強くなっているのです。このスクラップ&ビルドを繰り返していくことで身体も心も強くなっていくのです。そのために追い込んで負荷をかけていく快感を脳に刷り込ませていくというのは心も身体も同様です。楽を選ぶのではなく苦を選び乗り越えた先にある快感を得るということは大切になります。しかしギリギリの追い込みの感覚というのは追い込みすぎてもいけないですし、追い込まなさすぎても駄目なのです。心も身体も同様に自分の今の現状の110〜120%の厳しいけど踏ん張れば何とかなるかもくらいの目標設定が大切になります。それと筋肉は太くて強くなればいいかというと、そこに柔軟性がなければ動くための使える筋肉にはならないですし、怪我にも繋がります。それは心でも同じことで、強さとしなやかな柔軟性がなければ反対に脆い心になってしまいます。またトレーニング効果を最大限高めるためには超回復に必要な休養と栄養が必要になります。それは心でも同様でやみくもに負荷をかけ続けても良くないですし、心に負荷をかけたら少し休養をして自分が自分の存在を誉めてあげたり認めてあげたりという心の栄養も大切になります。また筋肉を鍛える上でバランスが大切になります。一つの部位の筋肉の強い弱いのバランスがあると怪我に繋がりますし、身体のあらゆる部位間のバランスが崩れると全体としてチグハグな動きしかできなくなってしまいます。心も同じで強さと弱さもあるとそこからメンタルは崩れてもいきますし、メンタル面全体のトータルのバランスが保てていないとちぐはぐな心の働きが生じてしまうのです。このように身体のトレーニングを通して心との向き合い方を身体という形を持って気づいたり学んだりすることはとても大切なことのように感じます。
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