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2022年08月18日
バランスを考える
皆さん、バランスボードやバランスボールなどは体験されたことがあると思います。不安定なモノの上にいることでバランスを崩しそうになって不安になり、ついつい身体が力んで固まってしまい余計にバランスを崩してしまったという方も多いのではないでしょうか。身体が力んで固まってしまうと当然関節の可動域も狭まります。すると小さな可動範囲の中でバランスを取らなくてはならなくなるので難しくなります。またそのような状態では反射能力も低下してしまいます。そうなると崩れそうになった時の素早い反応が取れなくなりこれまたバランスを保つのが難しくなります。社会状況が不安定になると、心もこうした身体と同じような状態に陥ってしまうのです。狭い余裕のない心で不安定さに立ち向かわなくてはならないし、そうした状態では心もいつもより鈍化してしまいます。そうなると余計に心もバランスを崩していってしまいます。人間はともすると、不安定な状況に置かれると、その状況の中でこれから先に起こりうることを考えてしまいます。これを考える時に狭い余裕のない心で考えてしまうとついつい悲観的なことばかりを考えてしまいがちになります。バランスボールの上で不安定になった時に落下してしまうことばかりを考えてしまうようにです。不安定な時こそ意識して心の幅を広くして心の余裕を持つように心掛ける習慣がとても大切になります。ヤジロベエを想像してみてください。左右のバランスがとても大切です。自分の心がフラットな状態の時を仮にゼロ地点だとするなら、自分の考えがマイナス思考になり、マイナスのことばかりを考えていて、そこがマイナス10地点だとするなら、同じくらいプラス10地点くらいを意識してプラスにも物事を考えてみるようにしましょう。そうなって初めて心のバランスを保つことができるのです。分かりやすく言えば最悪のことを考えてしまっているなら不安定な状況の中でも最高のことも意識して考えるようにしていくのです。そうすれば心の幅がマックスに広がるのです。それくらい広い心でいれば、実際に起こりうることはその幅のうちのまあ、どこかに収まるだろうという腹も決まり心にも余裕が生まれてきます。今、暗い気持ちが10なら、意識して10無理にでも明るく振る舞ってみるとか、投げやりな気持ちが10なら、無理にでも10くらい必死に喰らいつく気持ちを持ってみるなど、自分の心の幅を意識して広げてバランスを保っていく習慣がとても大切になります。
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