2024年05月13日
道を外れて
僕は大学卒業の時に企業に就職を内定させていた。就職をするという世間の常識とか世間の考える当たり前の流れのようなものに自然に従おうとしていた。でも、自分には好きなことがあった。それが今の道なのだが……この道を進むことを決断した当時は誰一人、この道に進むことに賛同してくれる人も応援してくれる人もいなかった。世間から外れてしまった孤独感や、これからどうなるんだろう?という不安感で一杯だった。普通に就職していれば、こんなに世間から疑問視されることもなく普通でいれたのに……と思ったこともあった。人生にもし?なんてないが、もし就職していたら?そこそこ頑張って出世もしたかもしれない。でも、そんなことよりも自分の好きな道を一人孤独に歩む道を選んだ。人生の成功って何だろう?と考えた当時に僕の出した結論は常識や世間の皆さんが考える一般的な成功というものではない、自分が一度きりの人生を自分らしく好きなことを徹底的に極めていける時間にしたいという自分の求める成功だった。成功か失敗かなんて他人が決めるものではなく、自分が自分自身に対して人生の時間を自分が納得のいく素晴らしい時間を過ごせたなと感じられて生きることこそが、あくまでも自分にとっての成功かもな……と。それでここまで地道に人生の時間を積み重ねてきた。世間に認められようが認められなかろうが、僕はそんなに価値は感じない。ただ、人生の時間を好きなことに打ち込んでこられたのは自分にとってはとても幸せな価値あるものだったと今は感じられている。
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