2024年11月27日
選ぶということ
選ぶという字は、己と己という二人の己が共に道を進むと書く。一人の人間の中には相反する二人の己がいる。やる、やらない。進む、下がる。などなど極論すれば二つの選択肢に葛藤する。選ぶというのは簡単なことではない。それは人間が正確に未来を予測することができないから。未来という未知なことに対する不安のようなものが己の中で生まれ、どちらを選択しようがそこに不安が付きまとうから。人間である以上は、二人の己の間を心は揺れ動く。二人の己は切っても切り離せない。人生の中で絶対的な正解なんてないのかもしれない。二人の己の中で覚悟を決めて選択したのであれば、時に心は二つの己を行き来こそすれ、その選択を己の正解にしていくために全力を尽くすしかないのだろう。
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