2024年07月18日

実力と実行力

どれだけ実力があっても、それを行動に移せなければ、それは単なる実力という宝の持ち腐れ。行動に移すのが実行力。実力と実行力。似た言葉だが全然違う。いくら自分には実力があると主張したところで、それが何一つ行動に移されなければ、それは単に口先だけでデカイことを言っているだけの人間になってしまう。実力は使われてこその実力。個人の自己満足を満たすものではない。行動に移せないというのは、いくらあっても、ないのと同義。できないものはすぐには難しい、でも、できることはすぐに行動に移してやる。つまり、自分の実力(できること、できないこと)を明確に正確に理解できている人ほど行動に移しやすくなるのではないかと思う。できないことをできると錯覚して勘違いして、自分にはできる実力があると思っていても、実力があるならそれを行動に移せと言われても、実力がなければ行動はできない。正確な実力把握こそが、正確な実行力を生み出していくのだと思う。
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2024年07月17日

はまる

はまる。これは一発勝負ではよくあることだ。自分にとっては良い意味でピタッとはまる。反対に相手にとっては悪い意味でのはまる。何故か、その試合ははまったと口にする。もちろん、技術的な面も大きいが、メンタル的な側面も大きいように思う。自分にとっての『おっ!』相手にとっての『ん??』が重なっていくと、だんだんはまっていく。小さなこんなはずじゃないという気持ちの積み重なりが、自分には『今日はいけるかも』になり、相手には『今日は歯車が合わないな』になっていく。自分のメンタルと相手のメンタルは表裏一体で自分が乗れていれば、相手は乗れていない。試合の中で小さな『あれ?』をどれだけ作り出していけるのかが勝負の分かれ目のように思う。『あれ?』『あれ?』『あれ?』がボディブローのようにききはじめると、両者ともに完全にはまっていく。
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2024年07月15日

問題の全体像を

まずはグッと問題の中核に踏み込んでみて考えてみる。そこでは、主体的になって感じながら考えている。そして、次に問題から離れて距離を取って見つめてみる。客観的にできる限り観察をしながら考えている。変な例えかもしれないが、ボールが問題だと仮定すると、まずはボールが柔らかいのか固いのかを感じて、次にその形態の全体像を客観的に見て円い形なのを確認するようにしている。どちらが欠けていても、正確には問題を捉えきれないからだ。敵を知るではないが、問題も正確な実態を知らなければ対処を間違えたり、判断を間違えたりしてしまう。難問になると、この二つを何度も行き来する。その都度、ズレを修正しながら徐々に全体像を正確に掴んでいくようにしていくのだ。問題を正確に掴むことができるからこそ、正確な問題解決方法を選択していけるのだと考えている。
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2024年07月14日

思慮深く遠くを

先々のことをしっかりと慮って考え抜いて、しっかりとした準備をしておかなければ、結果として近い手近なところで心配事が発生するという意味の『遠慮近憂』という言葉。行き当たりばったりの生き方をしていると、その場その場が心配の種に変わっていく。そしてどうしても場当たり的な対応になってしまい上手くいかないことも多くなる。先々のことを見据えて、様々な想定をしておいて、そこに向けて思考を凝らして準備しておけば、その想定内のことに関しては何の心配もいらなくなるだろう。もちろん、予言者ではないので想定をしておいても、正確には未来のことなんて誰にも分からない。ただ、自分はあらゆることを考えて準備してきたのだという心の余裕が生まれる。この余裕こそが大切で、イレギュラーなことが起こっても、余裕があるからこそ冷静に対処していける。やはり余裕がない時には切羽詰まって、変な選択をしたり変な対処をしてしまいがちだ。遠慮、遠くに対して思慮深くあることはとても大切なことだろうと感じる。
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2024年07月13日

勝負の面白さ

同じ勝利でも、自分の力で打ち勝ったのと、相手が負けてくれて勝ったのとでは大きく違ってくる。相手のミスがたくさん積み重なって勝っても、勝ちは勝ちだが、心の中での真の勝利感は小さくなる。お互いの力を全力で出し切って、素晴らしいプレーの連続での接戦は苦しくもあるが、それで打ち勝った喜びは例えようのないくらい大きなものだろう。自分の中で記録に残る勝負と、記憶に残る勝負とがある。勝敗を越えて両者の好プレーでの接戦、激戦は勝っても負けても強く記憶に刻まれていくことだろう。戦いの過程は厳しく苦しくキリキリ胃が痛むような試合展開かもしれないが、同時にそんな戦いの中に身を置けている楽しさや喜びもある。勝負とはなんとも不可思議な面白さがあるものだ。
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2024年07月12日

太陽と月のような

太陽のような温かさと月のような温かさがあるように感じる。太陽はその明るさと熱感によって人を温かくしていく。月はその穏やかな静けさで人を包み込むように温かくしていける。太陽が動的なら月は静的とも言えるのかもしれない。心が冷たい時には人は太陽のような温かさで心を温めたくなるかもしれない…心が悲しい時には月のような温かさで。自分もそんな二つの温かさで人とふれ合える人間でいられたらいいなぁ、と思う。いついかなる時も変わらず永久に上空で温かく見守り続けていく。人と人との関係においても、自分はそんな人間でいられたらいいなぁ、と思う。心の空模様が雲りや嵐のような時には、人は太陽も月も感じられなかったとしても、その上空には変わらずに存在して温かく見守っていけるような人間でいられたらいいなぁ、と思う。まだまだ自分は人間として磨いていかなくてはならないが。そんな人間でいられたらいいなぁ、と常々考えている。
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2024年07月11日

心豊かに

まだできないプレーに絶望ではなく希望を持てる心を。少しだけできるようになったプレーに情けなさではなく喜びを感じられる心を。失敗したプレーに落ち込むのではなく、次こそ成功させてやるという前向きな心を。心が豊かにならないと、やればやるだけ辛くなる。誰にも無限の可能性があるのだから。自分が自分自身を見限ってはいけない。今日より明日、ほんの少しでもプレーが上達していれば幸せなことなのだから。そんな自分自身に喜びや希望、感動を感じられる心を失ってほしくはない。心豊かな競技生活を送ってほしいと思う。小さな自分が少しずつでも大きくなる過程を喜びに変えていってほしいと思う。
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2024年07月10日

肯定と否定

多くの人は自由を求めるが、全くの自由を手にすると人はどうしていいのか途方に暮れる。規制があるからこそ自由を自覚できるし自由を求めていける。規制は不便を生むが、全くの自由も何でもあり過ぎて不便を生み、だんだんあれだけ嫌っていた規制を求め始める。人間とは何とも面白い生き物だ。これは比較ではなく対比。人間は対比がなければ実感を持てない生き物なのかもしれない。悪の規定があるからこそ善を自覚できる。全てはこの両極端の中での自分に適したバランスの中で生きていくのかもしれない。そう考えると否定しているものがなければ、何かを肯定していくこともできないということになる。実はその時点で人間は無意識のうちに否定していることを肯定してしまっているのかもしれない。つまり両方があるからこそ片側を初めて実感できる。こう考えること自体が実に不思議な感覚がある。やはり世の中は不思議なものだ。その不思議さに気づくと世の中の全てのことに感謝の気持ちが湧いてきたりする。
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2024年07月09日

真の仲間に

試合に出る選手も出るで凄いし試合に出れない選手もそれでも最後まで続けていけるのは凄いんだよ。出る選手は出れない選手の思いを感じてプレーすればいいし、出れない選手は出る選手に思いを託して応援する。それぞれに凄さは違うし、単に役割が違うだけ。その競技が好きという思いは同じなんだから。それぞれに誇りを持って立場を貫いてほしいと思う。それぞれに感じる辛さや苦しみがあるんだよ。違う辛さや苦しみが。でもどちらも好きな競技を一生懸命にやっているのは同じなんだから。お互いの思いを真にどこまで理解しようとするかで、変な嫉妬心や優越感を超えて、真の仲間に近づける気がする。
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2024年07月08日

プラスの材料を

負けるにしても、次に繋がる材料を一つでも多く残していかなくてはいけない。そうでなければ負けという結果の積み重ねでしかなくなる。過程の中でプラスの材料をたくさん積み重ねてこそ、それらが噛み合ってきた時に勝てるようになる。プラスがたくさんあっても勝てるとは限らないが、プラスが少なければ勝てることはない。小さなプラスの積み重ねと噛み合わせが勝利への道。同じミスでも何の進歩もないミスではプラスには転化してはいかない。人間はミスするのは仕方ない。しかしそこから何かを学び改善していこうとする意識がなければ、進歩のないミスの積み重ねでしかなくなってしまう。小さなプラスはそんな意識から作られていくものだろう。それを確実に積み重ねていくことでしか勝利への道はない。勝つというのはそれくらい難しいことのような気がする。
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